徒然草

つれづれにさまざま書いています。

6号国道の染井吉野の胴吹き・・

 

  6号国道の染井吉野   小美玉市堅倉当たり

 

染井吉野の並木です。

長男から写真が送られてきたので、見に行ってきました。

ここに立つすべての、と言っていいほどの桜に、「胴吹き」が起こっています。気にもとめていなかったのでこのような事に驚きました。

 

☆彡 胴吹きとは・・

幹や太い枝から直接出る枝のこと。桜の場合老木に多いとされます。

桜は葉っぱからの光合成でエネルギーを蓄えるとされ、老木になるとそれが出来なくなって エネルギーを蓄えようとこのような枝が出てくるとされます。

染井吉野は花が先に咲くために、このような事が起こります。

この胴吹きを切ってしまうと桜がもっと弱ってしまうと書いてあります。

 

結局、ここの染井吉野は歳を重ねている・・という事でしょう。さらに、毎日車の排気ガスにもさらされていますので、なかなか生きづらいかもしれません。

染井吉野の寿命は、今までは80年前後とされてきました。しかし、ちゃんと手入れをしてあげればもっともっと生きる桜です。

かといって・・ここの桜はどうなっていくのでしょうね、弱っている桜を見上げても、どうしようもない私です・・

 

 

 

☆彡 記事を見つけました。

ここの桜は1978年(昭和58年)に地元有志が植樹。

昔はこの国道には松が植えられていて、その松が老木で倒れたら被害がある・・と、すべて伐採し、ここに桜を植えた。

ちなみに、美野里中学校の桜も同時期の桜。

townjournal-omitama.com

 

と、すると・・染井吉野の並木はおおよそ50年弱、という事です。

それにしては弱っている・・かも。やはり、排気ガス・・??

 

 

 

 

 

 

 

    

 ☆彡 長男撮影。

今年花の時期に撮った絵です。花の時期だとこの胴吹きがよく分かるようです。ちょっと切ない風景ですね、桜は懸命に生きています。

 

 

☆彡 追記(長男から)

小美玉市では以前は毎年 胴吹きを伐採していたそうです。しかし近年、管理費予算が無いために数年に一度になってしまったとか。だからこんなふうに目立っている・・と言うわけだそうです。

伐採作業は美野里中学校や中央高校でも行っているそうですが、やはりなかなか‥なんですね。

染井吉野の胴吹きは全国的にも問題になっているそうです。

 

撮影日・・2024年04月28日