徒然草

つれづれにさまざま書いています。

観音堂の染井吉野・・

 

  観音堂   小美玉市張星地区

 

染井吉野

 

紅いお堂が観音堂、手前は集落センターです。

ここには古木が三本あります。朝陽は林の左の方にありますので、なかなか陽の光が当たりません。ちょうど満開の様子です。

 

 

 

こちらは「陽光」です。染井吉野の奥にあり、またお日様もあまり当たらないようで、大きく育っていません。濃いピンク色がかわいい桜です。

 

染井吉野は、年を重ねて古木になると、幹の中が空洞化になっていきます。で、更に空洞化が進み、やがて、死んでしまいます。でも、ひこばえが中で育ち、やがて命を引き継いでいくようになります。

ここの桜も、空洞化が始まっているみたいですね。

 

これは由々しきことです。てんぐ巣病です。いっぱい枝がたまって伸びている場所。染井吉野に多いといわれる病気です。

☆彡 てんぐ巣病とは・・

 カビの一種が原因の病気。病気にかかった葉っぱの裏側の病原菌の胞子が空気中に飛んで、他の桜に感染していきます。感染すると枝が異常に密集し花が咲かなくなります。放置すると枝は花が咲かなくなって枯れてしまいます。放置しておくと蔓延し、他のソメイヨシノに伝染していきます・・

       「日本花の会」から。

 

この枝を「切除」という方法しかない・・と書いてあります。

地区の桜ですから、護ってあげたいところですが・・

 

桜の枝にある「どうぶき」です。

「どうぶき」とは・・

 桜も、年を取ってくると、光合成をする力も落ちる。代わりに、幹から枝や花を出して少しでもエネルギーを取ろうとします。これが「どうぶき(胴吹き)」です。

よく桜の幹から直接花が出ていたりしますが、「胴吹き桜」と言い、きれいだね!と見ますが、桜が年を重ねている証拠だそうです。

 

上の写真のいっぱい枝が出ているのもそうです。

早く手当てをしてあげたほうがいいように思いますね。

ここの桜は50年以上たっているようです。

 

 

 

 

 

撮影日・・2024年04月10日