池花池 小美玉市部室地区
池花池に咲く染井吉野です。
池の周りにたくさんの染井吉野と、陽光が植えられていますが、この日にはもうすでに陽光は散ってしまいました。
今年は染井吉野の開花が遅かったので、4月10日、満開の様子を見られました。さらに、白鳥も少しですが残っていましたので、白鳥と桜を同時に見る事が出来ました。
桜にはやはり、青空ですね。
撮影2024年04月10日
紅いお堂が観音堂、手前は集落センターです。
ここには古木が三本あります。朝陽は林の左の方にありますので、なかなか陽の光が当たりません。ちょうど満開の様子です。
こちらは「陽光」です。染井吉野の奥にあり、またお日様もあまり当たらないようで、大きく育っていません。濃いピンク色がかわいい桜です。
染井吉野は、年を重ねて古木になると、幹の中が空洞化になっていきます。で、更に空洞化が進み、やがて、死んでしまいます。でも、ひこばえが中で育ち、やがて命を引き継いでいくようになります。
ここの桜も、空洞化が始まっているみたいですね。
これは由々しきことです。「てんぐ巣病」です。いっぱい枝がたまって伸びている場所。染井吉野に多いといわれる病気です。
☆彡 てんぐ巣病とは・・
カビの一種が原因の病気。病気にかかった葉っぱの裏側の病原菌の胞子が空気中に飛んで、他の桜に感染していきます。感染すると枝が異常に密集し花が咲かなくなります。放置すると枝は花が咲かなくなって枯れてしまいます。放置しておくと蔓延し、他のソメイヨシノに伝染していきます・・
「日本花の会」から。
この枝を「切除」という方法しかない・・と書いてあります。
地区の桜ですから、護ってあげたいところですが・・
桜の枝にある「どうぶき」です。
「どうぶき」とは・・
桜も、年を取ってくると、光合成をする力も落ちる。代わりに、幹から枝や花を出して少しでもエネルギーを取ろうとします。これが「どうぶき(胴吹き)」です。
よく桜の幹から直接花が出ていたりしますが、「胴吹き桜」と言い、きれいだね!と見ますが、桜が年を重ねている証拠だそうです。
上の写真のいっぱい枝が出ているのもそうです。
早く手当てをしてあげたほうがいいように思いますね。
ここの桜は50年以上たっているようです。
撮影日・・2024年04月10日