お世話になっている実母のホームに行ってきました。私が育った K市です。
そこのケアハウスにいます。
つい・・最近まで少しは歩けて、丈夫ですね!と、職員さんに言われていました。
でも・・・寒くなると同時に・・・歩くことをやめて、
ベッド上の人に。
今朝 訪ねると、とっても気持ちよさそうに眠っています。
起こさないでそのまま寝顔を見てきました。
係の方が血圧や脈を図って行きましたが、全く異常はないそうです。
最高の介護度の認知症で・・・私の事は産んだ事も娘がいる事も忘れました・・
母は・・いつもにこにことしています・・・
病気もなく、痛い所もなく・・とても優しいおばあちゃま・・・と言います。
いまも、枕元に二人の写真があります。
たったの60歳で、難病にかかり 天に召された父・・
母親を残して死んでしまった弟は50歳でした・・
そんな事を考えます・・・
あの当時泣き暮らしていた母ですが、いまはとてもおとなしく優しく・・・
きっと今が一番平穏な心・・かもしれません。
何も食べられないので (あげる事はできません) お花を持って行きました。
花をこよなく愛し、いつも庭は花盛りでした。
そんな母は、いま、お花畑にいる夢を見ているのかもしれません・・
最近は車いすもあまり乗らない様子・・・
アルバムがあったので見てきました。
ホームに入ったころはとても元気で、中心的な存在だった母。
「かわいいおばあちゃま・・」と言われ続けて・・・
そんな元気な笑顔の母が、いっぱい写真に詰まっています・・・
なんか・・・泣けて来ちゃいました。
戦後の何もない時代を、明るく生き抜いた母・・
母にはいつまでも生きていてほしい・・
元気に生き抜くもの・・・だと思っていたのに・・・
こればっかりは仕方ありません・・・
健康ですよ・・・と言ってくれましたが・・・「弱って来ちゃいました・・・」とも言います。
お母さん。
お父さんも、弟も・・あっちにいるけど・・・
あなたの孫も、娘も、ここにいるのよ・・・がんばってね・・
あなたの娘より・・・