桃のお節句も過ぎましたが。
私のお雛さまたちです。女の子がいないので、自分用です。(笑)
初孫が生まれたとき、長男夫婦は青森県八戸に転勤中でした。
で、嫁っちが「雛段なんて置くところもないし、荷物にもなるしいらない」と、ご実家のお母さんに言ったらしいです。
で私に電話がかかり「そちらで雛段を送るので、そちらで飾ってくれませんか」
いやいや・・・それは・・と、お断りしました。(笑)
今では笑い話ですけど、嫁っちに「小さくてもいいから、お母さんの願いを聞いてあげて」と電話しました。
初孫ですから、大きな雛段を・・と、考えたのでしょうね、よく分かります。
雛掛け軸のお雛女雛・・
実母が大切にしまっておいたものを、実家に遊びに行った時に私にくれました。
「貧乏な時に買ったから」・・と母は言いますが、私の宝物です。
オークションで。(笑)
真壁のひなまつりを拝見していて、「古今雛」のきれいさにため息が出ました。私は子供が男の子2人なので 雛段などありません。こいのぼりでした。
義父義母が亡くなってから、主人が「ほしかったら買ったらいいべ」なんて言ってくれたものですから、ネットでずっと調べていて、この雛さまたちに出会いました。
送料は高かったけど、雛人形一対は 大変お安かった。(着物の色あせ・髪の欠損・付属品なし・・)
我が家の・・と言うか、私の雛さまたちはこの先何年飾れるか分かりませんので、春に先駆け飾り、6月の梅雨前まで座敷におります。(笑)
こちらも、オークションで。(笑)
付属品が無かったのでお安かったです。こうしてみますと、NHK大河ドラマの「光る君へ」の世界の雛さまのような衣装です。
父母は長野県からの戦後の開拓者として、茨城県にやってきました。
どこまでも続く山林を自力で開墾しました。みんなが開拓者ですから、ある時は力を合わせたのだといいます。いまのように大きな機械など無いですから、木々の根っこを掘り起こしたり・・と、大変な苦労でした。お金などありません。余計なものを買うなんてなかったですね。
おおよそ2町歩(9000平方メートルX2)開墾して自分の田んぼにしたわけです。
当時、初めての子供に何もないとかわいそう、と、お金を工面してこの「雛掛け軸」を私のために買ったそうです。私は小さいころからこの掛け軸の雛たちを見て育ちました。雛たちは、よその世界でしたね。
まめ雛。写真で見たとき、コーン何小さいとは思わず、届いてびっくり!でもとってもかわいらしいので、一緒に飾っています。
あまり小さくコロコロなので、ころ~~・・っと遊びに行っちゃうことも。(笑)
こちらが孫っちのお雛さま。幻想的な写真が送られてきました。
羽子板もご実家からでしょう。
孫もきっと大きくなり結婚でもして こうしたお雛さまの「母やばあばたちの愛情」を思う時が来ると思いますね。
戦後の大変な時の、私の「雛掛け軸」。この先も大事にしていきます~