徒然草

つれづれにさまざま書いています。

2022年 我が家のお雛さま・・

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おひな祭りでしたね。(#^.^#)

我が家は男の子ばかりですから、雛人形は一つも無かったのです。

義母さんが生きているうちは、いろいろあって女の子もいないのに飾ることも出来ず。(笑)

で、この、「雛掛け軸」を実家の母が大切にしていたものを貰ってきていたので、やっと飾る事が出来た当時、やっぱり「男雛女雛がほしいな・・」と主人にこぼしたら、「なにも買ったらいいだろうよ」・・と。(笑)

 

でも、新しい雛はお値段も高いし、と思い、ネットで調べて、買い求めました。

次々買ってしまったので、こんなふうに・・・(苦笑・・)

どのお雛さまも気に入っています。

 

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ちょっと・・・いろいろ写っていますが・・(笑)

 

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「雛掛け軸」・・(今では貴重だそうです)

実家の父母は戦後、信州からの茨城県への「開拓者」でした。

何もない山を切り開き、自分の土地にしたわけで、とーっても貧乏でした。一円のお金さえない時もありました・・

わたしは長女で初めての子供でした、あまりにもかわいそう・・と、この掛け軸を買ったらしい。当時は高かったでしょうに。

 

私は、3月のひな祭りをこの雛様たちと過ごしました。

これが日本の雛人形・・と、思っていましたよ。

絵の中の雛たちはきれいでかわいらしく、3月がとても楽しみでした。

 

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小学校に上がって、裕福なお友達の家に招かれて遊びに行った時、当時では高級な7段飾りのお雛さまがありまして。

ショック!!でしたねえ。

家にあるのは、紙に書いた雛。でも、お友達んちの雛人形は、生きているように見えました・・

 

でも、父や母の貧乏暮らしを知っていましたから、絶対にそのことは言いませんでした。私の雛たちにもかわいそうに思えて・・

懐かしい思い出ですね。

 

私が結婚して、数年たったころ、母が箪笥の中から大切にしていたであろう掛け軸を取り出し、「これは、あなたの雛人形だから」と、くれました。

そして「お金があれば、豪華な雛人形を買ってあげたかったけどねえ・・」と、言いました・・ 「私にとっての雛人形はこの掛け軸の中のお雛さまだよ」と、母に言った記憶がよみがえります。

いまも、雛掛け軸を見ますと、私の小さい頃が鮮明に浮かびます。

当時はそんな生活でも、とっても幸せでしたから。

 

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  ※ 享保・・でしょうか。女雛の冠は別に買いました。

 

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  ※ 女雛の髪が結っていなく、掛け軸の雛に似ていたので買いました。

 

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  かなり傷がありますが、きれいな目をしています・・

 

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   ※ 豆雛・・ちっちゃあい!(笑) 手作りの品でした。

 

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  扇子は作りました。

 

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夕べ、急きょ作りましたので、冷蔵庫にあったものだけです。

お刺身があればよかったかな、とか、赤い色があったらよかった・・とか。(笑)

まあ、女の子のいない我が家ですから、仕方ありませんね。(笑)

雛たちも苦笑しながら召し上がったかもしれません。

 

 

我が家に雛たちが来てから、2月から梅雨前まで、ずーっと飾っておきます。

女の子がいたら、そうはいきませんが、先の短い私の人生、それに合わせて、箱の中にいるのでは、あまりにかわいそうなので、半年近く、鎮座しています。

そんな我が家のお雛様たちです。

 

3月3日、桃のお節句は終わりました。

これからが本格的な春到来ですね。楽しみです。

 

 

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