フジテレビ・月曜日夜9時。
「相棒」と共に、欠かさず見ています~~(#^.^#)
主人公の朝顔の毎日の事を中心に描いていますね。
「監察医」という、難しいお仕事を、家族の理解の元、また、いい仲間たちに囲まれて、懸命に頑張る姿に、涙が出ちゃうこともあります。
死者に「なぜ、こうなったの?」と、優しい言葉で問いかける姿は、ドラマですが、すばらしいと感じています。
朝顔の家族は 父、夫、そして女の子の4人。
母は、母の父親のいる東北で あの2011年の大震災の津波によって、行方不明になり、いまだ遺骨も見つかっていません。
朝顔の父は、そんな妻を探して、長年勤めた警察を辞め、東北の妻の父親の元に引っ越します。また、夫は、発砲事件があってその責任を問われ長野県警の交番に。
まだ小さい子供、つぐみを抱え、遺体と向き合う日々です。
そんな時、父の様子がおかしいことに気付き、更に、父も自分の症状が日増しに変になってくることに悩み、朝顔につい、怒鳴ってしまう事も。
夕べの回では、そんな父が心配な朝顔が、父を訪ね、様子をうかがいます。
父は、そんな朝顔に向かって、決心したことを口にします。
「帰ろうかな」と。
で、東京に戻ってきた父を交えて、一家4人でご飯を食べます。
「これからきっと迷惑をかけると思う」と父。それを暖かく見る家族。
このドラマで、朝顔がすばらしいと感じています。
忘れている父に向かって、あれやこれや・・と言わない事です。
認知症は、突っ返し言ったり、「さっき、言ったわよ」とか、怒るとか、これ、禁句なんですね。それをしない朝顔は優秀な娘さんだと。
私の実母も、認知症にかかりました。80になろうとする頃です。
夫(私の父)は亡くなっていて、息子もお嫁さんも家にいない時、何度も息子に電話を掛ける・・これが始まりだったような気がします。
そんな日々の中、突然、跡取り息子(私の弟)が、死んでしまった。それを受け入れられなかったのか、更に症状は進みました・・・
私も子育て真っ最中だったし、私は私で、舅姑と同居で仕事をしていたので、そう年中実家に行けませんでした。行くと、ドラマの中にもありましたが、部屋中に、メモ用紙が張ってあり、あれこれ書いてありました。
が・・書いたことも忘れるのです・・
つい、「さっき、こうしたよね」と、強く言ってしまったことも。
私も認知症の事を勉強もせずにいましたから・・・・
どうしようもなくて、お嫁さんが骨を折り、「ケアホーム」に入居。その当時、まだ、普通の時もあったのですから、私が行くと、「なんで家に帰れないの?」と、泣きました。一緒に泣きました・・
そのうちに、自分は「長野県の実家にいて、18歳なの」なんて言うようになり、
「あなたはだあれ?」となり・・・
ホームに入居する頃から、私も認知症の勉強をしました。
大切なことは、「突っ返し言わないこと」これが一番だと。言ったり怒ったりすると、よけい本人は分からなくなってパニックになるように。
何を言われても、「そうね」「そうよ」「大丈夫よ」と、「肯定」すること。
母は家族の事も忘れ、何で生きているのかさえも忘れ・・
私は、父を早くに亡くし、弟も先に死なれ、母も私を忘れ去り・・何とも悲しかったです。
朝顔を見ていて、涙しました。思い出すからです。
そして、「なんであの時、もっと優しくしてあげられなかったのかな」と、また涙です。認知症のなんたるかを勉強もしなかった最初、それが悔やまれました・・
仕方のないことです。父も母も、働きづめでした。でも、孫も生まれて、よく笑っていました。幸せな時も、たくさんあったのでしょうね。
私もこれからどうなる事やら、分かりませんが、せめて、認知気味にはなりたくないと、感じました。
「朝顔」のお父さんが、今後どうなっていくのか・・心配ですが、ドラマは楽しみです~~(#^.^#)