徒然草

つれづれにさまざま書いています。

ゴジラに出会った日・・(*^_^*)

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お彼岸の前の日、実家のお墓参りと 私の実母に逢いに行ってきました。
お墓は実家からちょっと離れたところの共同墓地。
明日からお彼岸・・という事もあり、来ている方もいました。
父母は、戦後、開拓農民として、信州「飯田」からやってきましたので、お墓も新しいのです。
難病を患った父と、 早くに逝ってしまった弟が眠っています・・・



ホームにいる母は、とても穏やかに眠っていましたが、声をかけたら目を開けて、
私の事をじ・・・っと見ました。
認知症を患い、もう自分の家族の事も忘れて、寝たきりになってしまった母。
大変だった農作業や、かわいい孫の事までも忘れ、
信州飯田の生まれ育った家に居ることを話してくれていた母も、 
  今はただ・・・静かに眠ることが多いそうです。
「こんにちは、はるみちゃん」
そう声をかけると、小さく、小さく、首を縦にしました・・
なんか・・・涙が出てしまいました・・・


その帰り道。 いつもの石岡市への道を車で帰りましたが、恋瀬川の近くで、物思っていた私の目に、
ふと・・・・大きな顔が見えたのです。
「あ・・ららら・・・・・」
思わず車を止めて、見入ってしまいました・・・

ゴジラ」に、似ていませんか?
あの・・・巨大なゴジラは、私が母を思って、涙を流しているのを・・・咎めたのでしょうか。

「お母さんは今とても穏やかだぞ。昔のことは忘れても、心のどこかには必ずお前たちの事があるのだからな。
そんな母親を 哀れだ・・・などと思うな・・・」
そんなふうに・・・言っているような・・気がしたのです。


ぼーっと見ていると・・・
あっという間に雲は形を変えていき・・・ゴジラはいなくなっていきました・・・

「お母さんは今、きっと幸せな夢を見ているのよね・・」


流れゆく雲 母と重なる ゴジラかな・・


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