徒然草

つれづれにさまざま書いています。

母のこと・・

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母に会いに行きました。


昨日はいいお天気でした。
しばらくぶりの青空です。
車に乗っていくと、もうほとんどの田んぼでは、
稲刈りが終わったようです。
母の所に行く街道からの眺めが好きです。
農作業をしながらの母の愛した筑波の山が、
とてもきれいに見えていました。


母は認知症です。
認知症の介護度は最高ランク・・
これ以上だ・・・と言われたそうです。
ここ、一年ほどで寝たきりになっちゃいましたが、
食欲もあって、丈夫そうです。



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最近は、会いに行ってもずーーっと寝ています。
きのうもそうでした。
声をかけても、ぐっすり寝ています。

一年前までは、結構話も出来ましたが、今は全く・・・
話しをしても、私が娘・・と言う事は忘れていました。
子供を産んだ事すら覚えていません。
認知症・・とは、悲しい話です・・

でも、痛い所もなく、内臓も健康で、食欲もあるそうですから、きっとある意味、「しあわせ」かもしれません。
父は、たったの60歳で亡くなりました、難病でした。
土浦の花火の夜でした・・今でも忘れません。
弟は・・・お盆に、なぜか・・・父の元へと旅立ちました。
母は・・泣き暮らしました・・・
私も辛かったです・・でも母にしたら、息子ですから。
その頃から、記憶があいまいになって・・息子は生きている・・と言っていたこともありました。
やさしい母でした。

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帰りにお墓参りもしてきました。
きれいなお花が飾ってありましたので、実家のお嫁さんがお供えしてくれたのでしょう・・
毎年、彼岸花が咲くと、早くに難病で死んでしまった父を思います。
また・・・
何で自ら父の元に行かなくてはならなかったのか・・・
と、弟に問います。
母を悲しませ、娘たちを泣かせ・・私のたった一人の弟を・・
そんな後の事は考えなかったのか・・・と、問うてみたくなります。

でも・・・思い浮かぶのは、 「ねえちゃん!」という、さわやかな笑顔のみ・・・

母は寝たきりですが、元気にしています。
今はそれだけが支えです・・・
母に会うと・・・昔の事をさまざま・・・思い出されます。


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