徒然草

つれづれにさまざま書いています。

巌船の夕照・・(水戸八景)

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巌船夕照(いわふねのせきしょう)・・(水戸八景)
  大洗町願入寺裏手(かんぽの宿近く)

那珂川涸沼川の合流する ちょうど左手崖の上の景勝地に建っています。
徳川斉昭公が、夕陽に照らされる川などを見つめて時間を過ごしたもの・・と思われます。
涸沼川の彼方に沈む夕陽・・さぞ、美しいものでしょう。
対岸は那珂湊市。 今、木々が生い茂って全体は見えませんが、
斉昭公の時代には、さぞ素晴らしい風景が望めた事でしょう・・

   筑波山あなたはくれて岩船に
     日影ぞ残る岸のもみち葉    烈公


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大洗町の 願入寺山門前を右。かんぽの宿を左の折れてすぐに、入り口が見えます。
車の置く場所は、願入寺がよさそうです。

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願入寺の山門。
親鸞聖人の孫の如信によって
福島県古殿町に開かれました。
江戸時代前期までは、大洗の外にありました。
徳川光圀公が藩主を務めたときにこの大洗に移されたと。
御本尊・・阿弥陀如来立像
そのほかにも、県指定文化財をたくさん保管していると言われています。



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本堂・・
東日本大震災で傷み、
いまだ復興中で、中には入れません。







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やすらぎの鐘
東日本一の大きさと言われています。

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水戸八景とは・・
水戸藩主、徳川斉昭公が領内を巡視し、藩内の景勝地八カ所を選び選定したものです。
「湘湘八景」にならったものと言われています。
現在残されている「碑」はすべて当時のもので、文字は斉昭公直筆です。

水戸城を囲むように選定された八景ですが、藩士にも訪ねるように推奨されたと言われます。
一巡するとおよそ30里。昔の事ですから、一日では、到底無理でしょう。

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注・・常陸太田方面には遠くてなかなか行けません。
機会があれば・・と思う次第です。

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