丸い自然石に斉昭公の文字が刻まれています。
「村松の梢に波の音きいて夜半の嵐に夢も結ばず」と詠んでいます。
光圀公や、斉昭公がこの地を訪れた当時、すぐ前には虚空蔵尊が、
そして白砂青松の美しい景色が広がっていたことでしょう。
何とも・・・侘しいような切ないような気持になりました・・
真砂地に雪の波かとみるまてに
塩霧はれて吹く嵐かな 烈公(斉昭)
塩霧はれて吹く嵐かな 烈公(斉昭)
仁王門をくぐると、村松虚空蔵尊です。
日本三大虚空蔵堂の一つです。
領主、佐竹氏の庇護の下、500年を過ごし、徳川家康公より、朱印地五十石を寄進され、
光圀公の庇護の元に栄えてきました。
お子達の七つのお祝いに訪れる家族が多く、厄払い、出世開運を祈願します。
五重の塔
奥之院
村松大神宮
虚空蔵尊の横の道奥に鎮座しています。
伊勢神宮の御分霊をお祀りしています。茨城のお伊勢さま・・と呼ばれています。
御祭神・・天照大神様
正面が虚空蔵尊、お寺です。右手の鳥居が、村松大神宮です。
水戸八景とは・・
「湘湘八景」にならったものと言われています。
現在残されている「碑」はすべて当時のもので、文字は斉昭公直筆です。
一巡するとおよそ30里。昔の事ですから、一日では、到底無理でしょう。