徒然草

つれづれにさまざま書いています。

「借りぐらしのアリエッティ」

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監督   米林宏昌
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「ぼくはあの年の夏 母の育った古い屋敷で一週間だけ過ごした。
そこでぼくは・・
母の言っていた小人の少女に出会った・・
 
 
人間に見られてはいけない
 
それが床下の小人たちの掟だった・・・
 
 
 
 
 
 
おおきな荒れた庭のある広い屋敷の床下の一角に アリエッティは暮らしています。
彼女は14歳、父と母と三人でひっそりと暮らしています。
彼女はたった10センチの小人。
上の住人の屋敷の中から、生活に必要な品物を、必要なだけ「借りてくる」という生活。
住人に知られては困るんです、だから本当に必要なものを少しだけ・・・
14歳になったアリエッティはやっと父の許可を得て、上の住人の部屋に「借りてくるもの」を取りに行くことになります。
その日、屋敷に病気療養の少年がやってきます。
12歳の翔です。
 
人間に見られてはいけない・・・という掟がある小人たち。
もし見られてしまったら、もうそこにはいられません、新しい住処を探さねばなりません。
「もう・・・私たちの仲間は、いないかもしれない・・・」ポツリと、父が言います・・・
 
上の人間の住む部屋に行ける!
アリエッティは心が躍ります。
でもそんな時、彼女はあろう事か、翔に姿を見られてしまいます・・・・
 
 
小さな小さな小人たち。
病気の少年・翔は母に聞いた言葉を覚えています。
小さな小人のこと。古い屋敷には小人が住んでいて、母も見たことがある・・・ということ。
翔は少女に優しい目を向けます・・・
でも、それから、アリエッティに試練がやってきます。
自分が姿を見られてしまったことで
もうこの家にはいられず,新しい住みかを探して出て行かなければならなくなります。
大好きな父が怪我をしたり、そして最愛の母がいなくなったり・・
 
彼女はそのたくさんの試練を乗り越えることが出来るのでしょうか。
父と母と三人の暮らしはいったいどうなるのでしょうか・・・
そして、翔との関係は・・・
 


 
 
小さな住人たちは夜になると「借り」を始めます。
小さな身体で上の住人の寝静まった部屋から 角砂糖一個でさえも貰わないと生きていけません。
それが多くてはいけないんです。
人間に「無くなってる!」と感ずかれてはいけないんです。
だから、「借り」は真夜中、そ~~っとやっています。
昔々から、そうしてきた・・・と、父が言います・・・
 
ジブリ作品は結構大人向きですね。
お母さんがいなくなってしまって、ぽろぽろ・・・と泣く小さなアリエッティ
私ももらい泣きをしてしまいました。
病気の翔少年の「言葉」も丁寧に描かれています・・
 
広大な荒れた庭の風景も、とてもきれいです。
また、暮らしている小さな床下の場所もすてきに描かれています。
人間ならたった一歩の場所も、彼ら小さな住人には大変な事だって、よく分かります。
 
 
        「やさしい心・思いやる心」
 
 
 
もしかしたら・・あなたのお家の床下に住んでいるかもしれません・・
もしいることがわかっても、そっとしておいてあげましょう。
決して見つけたことを言いふらしてはいけません。
ティッシュが一枚無くなってる!!・・・・って思ってもね。
出て行ってしまいますよ・・・・^^
 
DVDになったらもう一度見たい映画です。(*^_^*)
 
 
 
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