徒然草

つれづれにさまざま書いています。

「感染列島」

イメージ 1

「感染列島」・・妻夫木聡・壇 れい


神に裁かれるのは人間か・・ウィルスか・・


東京のとある市、救命救急医の剛(妻夫木聡)の元に、一人の急患が。
「風邪」と診断した彼の元に、その男性が再び運び込まれる。
高熱・痙攣・吐血・全身感染・・・これらはすべて「新型インフルエンザ」に想定された症状だ・・
しかし、この患者にはワクチンが全く効かなかった。
鳥から感染した「鳥インフルエンザ」とされ、たちまち院内感染が広がり、
医師・スタッフ・外来患者・入院患者・・と、広がってしまう・・

感染元とされた養鶏業者のニワトリは始末され、更に 人々の非難を受けた主が自殺・・
そして、あっという間に感染は日本全土に・・と広がって行った・・

その脅威は衰えることを知らず、急速にに死者が増えていく・・

WHOが乗り出し、解明を急ぐ。
新型インフルエンザに利くとされる「タミフル」が全く効き目のない今、
日本自体を「閉鎖隔離」し、その解明を急ぐ・・・

そして・・・
鳥インフルエンザ」・・・ではない事を突き止める。
それは、ある南のちいさな島で発症した「新種のウイルス」だった・・

いったい誰が日本に持ち込んだのか・・
そして、それに対抗するワクチンは、はたして間に合うのだろうか・・・
ワクチンが開発されるまで、6ヶ月の時間が必要だった・・
はたして日本は、日本人は・・生き残る事ができるのだろうか・・・

このウィルスによって 日本国内で、東京都民の数ほどの日本人が犠牲となっていた・・・
1000万人超・・・・・の犠牲者が・・・



目を背けたくなるような映画でした・・・
去年、「新型インフルエンザ」がもし日本に入ったら・・・
と、大変テレビやラジオで放送され、今も、その脅威があります。
そんな中での映画ですから、息を呑むような内容でした。
1000万人の人たちが亡くなり、感染者は3900万人・・
脅威的な人数です。

もし、本当にこんなことが起こったら・・・
いいえ、起こりうる事かもしれないです。
新しいウィルスが出ると、強力な薬が出ます。
で、またそれよりも更にすごいウィルスが発生します、そして、更に強力な薬が開発されます。
そして・・・・
薬が追いつかなくなるような事になるかもしれません。
しかも、薬が開発されるには、最低6ヶ月の時間が必要とされています。
その6ヶ月の間に、人類が滅亡・・・となる・・・やも知れません・・
怖ろしい事です・・

人事、絵空事・・とも、思えない今回の映画でした。