平成19年 台風で根元から倒れてしまった「左近の桜」。
紆余曲折ありました。県議会でも議論が進み、やはり由緒ある桜ですから、元あった場所に京都御所の血を引く山桜を定植することに決まったわけです。
資金協力を募り無事に工事に取り掛かりました。
その様子を見に行ってきました。
ちょうど、土を盛っているところのようです。
桜の木は根っこを真下に張る・・のではなく、地面すれすれの横に張って行きます。ですから巨大な桜ともなりますと 上で枝を張った分、地面で横に根っこが張っているわけです。有名な桜の周りに囲いがしてあり、中に入ることができないのは、地面すれすれに伸びている大切な根っこを踏んで傷漬けないようにと、囲いがしてあります。
「滝桜」「根尾谷薄墨桜」「山高神代桜」など、超有名でちゃんと大きく囲いがしてあります。それほど横に根が張っているわけです。
県内にも有名どころには中に入らないようになっています。
ですから、横風には極端に弱いのですね。台風15号はまともに左近の桜に風がぶつかったのでしょう・・ 無残な姿を次の早朝に見て涙が止まりませんでした。
だって・・大好きな桜でしたから・・
一年に何回も逢いに行っていました・・悲しいです、いまも。
でも、やっと幼木を植樹することになりました。
桜の植樹は冬です。来年暖かくなるまでにはここに幼い白山桜がお目見えすることでしょう。とても楽しみです。
※ 長男作成 「平成春場所 茨城一本桜番付」(無料で配布中)
左近の桜はその歴史的観点から 東の横綱に据え置いております。
樹齢は短い山桜ではありますが、京都御所左近の桜の血を受け継ぐ桜で、天皇家の象徴的な白山桜なんです。
こちらにとても詳しく載っております。ご参考までに。
(私もショックでしたが、長男はかなり衝撃を受けていました・・)
※ 2013年04月・・
※ 2019年09月09日 台風により倒木・・
※ 2013年04月・・
※ 2014年02月 雪の左近の桜・・
※ 2018年05月 つつじと好文亭と左近の桜・・
※ 2019年04月 「特急ときわ」と‥
倒木のようす・・
minorinnminorinn.hatenablog.com
左近ちゃんの思い出・・
minorinnminorinn.hatenablog.com
撮影日・・2022年11月中旬