池花池のオオハクチョウ・・おおよそ100羽います。
雪が降ったりして寒かったので、義姉に電話をしました。
義姉は私の主人よりも二個上の姉です。
義兄が入院していて、おおよそ一年、コロナ禍で月に数度しか、ガラス越しでしか会えないそうです。齢を重ねての長期入院ともなれば、認知機能も衰えてきます。(義父がそうでした・・)
義兄も心配だったので聞いて見ますと・・
「ごめんね。去年の12月に亡くなって、直葬にしたの。誰にも知らせないから、気にしないでね」・・・と。
ほんとうにびっくりしました! 開いた口がふさがらない・・とはこういう事にも使うものか??と、変なことを考えちゃいまして・・
二年ほど前、遠くにいる義妹から電話があって、
「主人のお父さんが亡くなったの。でも、遺言があって、家族葬にしたから、香典も何もいらないし、送ってくるとかえって迷惑だから、送らないでね。まして、みんなに何も言わないでほしい。兄貴のところだから、一応連絡しただけだからね」
まあ・・その時も、口、あんぐり・・でした・・
我が家では、農村地帯でもあり、義父も義母も亡くなった時は、地区の皆さんが葬儀にお手伝いしてくれ、まあ、普通のお葬式をしたわけです。その時、主人は長男ですから、兄弟もみんな来てくれて、高額の香典なども包んでくれました。
では・・・
今回のような時は、そのお返し《・・って変ですが》って、しなくていい・・という事になりますかねえ・・
池花池の白鳥・幼鳥。 嘴も黄色くなってきました。羽根もだいぶ白く変わって来ています、北へ帰るころはもっと、大人になっていることでしょう・・
義妹の場合、ご主人のお父さまですし、遺言にもあった・・と言いますから、仕方ないこととして、主人も何もしませんでした。
しかし・・
事は今回は違うと思うのです。
義姉のご主人ですし、せめて香典だけでも・・と、思うのは普通じゃないかなぁ・・と。
それに対して義姉ははっきりと「迷惑!」と言います。
主人はどう考えているか、よく分かりませんが、「迷惑」と言われれば、そうするしかなさそうです・・
私が思うに、「直葬」という事にも「えっ?」と、思いますね。
病院から直に火葬して納骨することです。お坊様に拝んで頂くこともせず、お家に帰ることもなく、天に召されていく・・・って、あまりにもかわいそうな気もします・・
でもまあ、12月に終わってしまったことだし、私たちは家族ではないので何も言えませんね。
せめて、亡くなった時に、電話でいいので連絡を貰いたかった・・と思う私です。
義姉は、ご主人が亡くなってから、いろいろなことで、大変だったらしく、(遺産の事や、名義の事などでしょうか) 「もう、大変だったのよ!」と。
それも分かるような気もします。私も、もしそうなったら、きっと大変でしょうから。
「だから、悲しいなんて考えられない」とも。
そうでしょうか・・・
私にはそうは言いましたが、最愛のご主人を亡くされた義姉の気持ちまでは分かりかねます・・
ともかく、終わってしまったことですから、致し方ありません。
御当家の意向に反対することも出来ませんね。
ただ・・思うのですよね。
我が家もそうですが、主人の兄弟はみな歳を取って来ました。
1人の義妹のご主人は義妹より、14歳も年上なので主人よりもずっと上なんです。
90も、100までも長生きできる世の中とはいえ、兄弟誰もが齢を重ねている訳で。今回のような事になれば、「あそこでこうやったから・・」と、誰もが、葬儀に呼んでもらう事なく、納骨する・・という事になりそうな予感です。
お別れも出来ないと。
「あそこでやらないのに、かえって呼んだらおかしい」という事になりそうです・・怖いお話です。
しかし・・
いまからは、「家族葬」が一般的になりそうでもありますから、いろいろと考えてしまいます。
我が家の主人も今年75歳。
長男に「まだ20年は生きそうね」と言ったら、笑われました。
長寿の世の中。まして、子供の数は少ない。
これからの葬儀も考える時代になったのかなぁ・・
私の場合は、家族葬に・と、長男に頼んであります。が、主人の場合はそうもいかないでしょう
で・・・
いままで頂いた御香典の「お返し」って・・しなくていいのかしら????