徒然草

つれづれにさまざま書いています。

「好文亭四季模様之図」と山桜・・

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好文亭前の山桜・・
   水戸市偕楽園

 山桜
 樹齢・・不明

水戸の偕楽園内には、たくさんの山桜の古木がありますが、好文亭前にも、立派な桜がいます。
偕楽園は 水戸徳川家第9代藩主・徳川斉昭公により、領民の休養の場として造園されました。
「左近の桜」はあまりにも有名どころですが、ほかにも古木が点在しています。

下の古地図は、東門から入ってすぐの売店に飾られているものです。
好文亭四季模様之図」・・作者・亘(わたり)セン幽
 斉昭公が江戸・駒込の藩邸に幽居となった折、
 彼を慰めるために描かれ、献上されたと伝わる絵図です。

真ん中ほどに好文亭。梅林や、常磐神社の森、桜山、吐玉泉なども描かれています。
また、左手は茶畑・・だと言うことです。お茶も栽培しいていたんですね~~
斉昭公は、地図の上部に描かれている、表門から入ったとされています。

この、好文亭前に、一本の山桜が描かれています。
当時、この園を作ったときからあったものと思われます。
(長男によると、二代目か三代目・・ではないか?と言うことです)

左近の桜が描かれてはいませんので、植えられる前にはもう、好文亭の山桜はあったのでしょうか?
興味は尽きないものですね~~~


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吐玉泉・玉竜泉・桜山の山桜・もみじ谷・茶畑(現在、徳川ミュージアム)
橋の架かっている川は、「桜川」(昔は山桜が植えられていたそうです)
好文亭の前では 盆栽なども作られている様子や、
碁盤を置いている様子なども描かれています。

この古地図を見ていると、感慨深いものがあります~~

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撮影日・・2017年4月14日

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