徒然草

つれづれにさまざま書いています。

偕楽園の桜たち・・①

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常磐線特急「ときわ」と、奥高台が「左近の桜」

偕楽園の山桜と二季咲桜・・
    水戸市偕楽園

偕楽園の春は、梅に始まりますが、春が進むと 桜が見ごろを迎えます。
暖かい日があると、いっせいに花が開き、今度は桜色に染まる公園です。
水戸地方は染井吉野よりも一足先に、弘道館の左近の桜や、この偕楽園の左近の桜が
咲きはじめ、今年は異例な事態・・かもしれません。
山桜は、本来、染井吉野が咲き、ちょうど散っていく頃に咲きはじめるようなんです。
急に暖かくなったためか、偕楽園内の山桜は満開を迎えていて、
皆さんに見て頂いています~~


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左近の桜・・

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左近の桜・・
 第9代水戸藩主・烈公徳川斉昭公に嫁いだ登美の宮。
 その降下の折に、仁孝天皇から下賜されたのが桜。
しかし、その桜は枯死してしまいました。
その後、京都御所・紫宸殿の左近桜の根分けのものを、宮内庁より、昭和38年3月に頂いて植えたものです。

光圀公が大好きであった山桜。光圀公を尊敬していた斉昭公。
共通の山桜をずっと愛でていたであろうと思われます。
年若い左近の桜ではありますが、水戸徳川家の変遷をもちゃんと見てきた桜だと感じています。

好文亭の前の庭に、優雅に、気品高くおおらかに、左近さんがいます。
桜の時期だけではなく、四季を通じて逢いに行っていただきたいです。

白山桜・・
  樹齢・・58年 (※ 紫宸殿の桜は 頂いた時、樹齢7年と言われます)
  幹回り・・3.8メートル
山桜の特徴・・花と共に葉っぱが出ます。 (染井吉野と簡単に見分けがつく)

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二季咲桜・・
 冬と、春、年に二回咲く、二季咲桜

樹齢・・・不明   園内に4本あるとされます。
冬も可憐でかわいらしいお花ですが、春はこのように、幹が見えないように満開になって、
皆さんを楽しませてくれます。
こちらの木の特徴は 右と左の木の花が違う・・という事。
片方は、白い花、片方はピンクの花をつけますので グル~っと回ってご覧頂きたいですね。

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同じ場所にいますが・・
こちらは開花前ですね。

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偕楽園からの眺め・・
斉昭公はこちらの千波湖も借景として楽しまれた・・といいます。
いま、湖畔の数々の桜が見ごろを迎えています。

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左近の桜と好文亭・・


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偕楽園の下の公園の、染井吉野
広い場所に育ったせいか、四方にゆったりと腕を伸ばし、とても大きく感じます。
この桜の下で、お花見や、お弁当を広げる人が多く、ちょっとした春の名所となっています。
染井吉野は今まで、樹齢は60年から80年・・といわれてきましたが、
環境が良ければ、ずっと長生きをする桜だという事が分かりました。
そうするとこの若い桜は 100年以上は生きそうですよ。(笑)

※ 続きます。(#^.^#)

撮影日・・2019年04月06日

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