お庚申様が回ってきました。
組内は10軒ありますが、若い人が増え、
抜けてしまって、神様はいま、5軒を回っています。
庚申とは・・
「庚猿(かのえさる)」の日に行う、行事です。
農業の神と伝わり、農業で得たものを作って、
その夜は組内が集まって、お参りをし
酒を酌み交わし時を過ごしました。
青面金剛増で、掛け軸になっています。
足元には 「猿と、鶏・上には月と日」が描かれています。
少し前までは 午後から当家に集まって、
炊き込みご飯、里芋の煮物、きんぴらごぼう、
甘酒、煮豆 煮魚・・等、農で取れたもので食事を作り、夜は家族で行って、そのご馳走を食べて
笑い合ったものです。
組内が顔を合わすいい機会だったような気もしました。
やはり・・時代の波、若い方はそれを嫌い、のちに神さまだけが回ってくるように・・・
神さまも「おやおや・・」・・・でしょうかね~~~
本当は生ものはいけないようですが、我が家ではお寿司にしました・・
あとはけんちん汁と主人手作りのこんにゃくをお供えしました。
12月中に次のお宅に回します。
子安講に参加しました。
こちらもずっと昔から伝わっている行事です。
子安様は婦人の神・・と伝えられ、昔より安産と、生まれてきた子供の無事を祈願しました。
これは部落中の婦人が入っていました。
しかし・・こちらも若い方が嫌がって、現在は42軒のうち
たった12軒になってしまい、跡取りがいない・・とか、いろいろの事情で、今年は神さまをお返しすることに。
子安神社
かすみがうら市東野寺239―1
御祭神・このはなさくやひめの命・たけみかずちの命
昔より近隣では 子供が授かるとお参りに来て、
安産、また、流産を止める・・等の祈願をし、新しい命の無事を祈りました。
宮司が御祈祷をしてくれまして、
「子安様の掛け軸」と[「おかしまさま」を
お返しいたしました。
この「おかしまさま」も、神様でして・・・(よく分かりません)
長男が生まれる年は、前の方から我が家に来て、
安産を祈ったものです。
いまでは・・ちゃんと言い伝える方もおらず、神様もないがしろにされそうです。
ご神木の「ケヤキ」・・
神社に帰ってさぞ、ほっとされておられるでしょう・・・・・
そのあと、12名で忘年会をしました。
たった、12軒ですが、今後はこういった
機会が無くなったわけです。
良かったものか、悪いものか・・よく分かりません。
とにもかくにも、二つの神様を無事に送り届けた我が家。ホッとしました。(*^_^*)