私の地区の毎年の恒例行事。
「子安講の集まり」です。
子安さまは、
「安産祈願のために婦人たちが集まって祈願する行事」・・・と言う事
これもご多分に漏れずに、地域では高齢化が進みまして、いまは、出かけて食事会・・と言う事になっています。
農村部では 若いお嫁さんがやって来ると、子安さまを拝み、安産やお子たちの無事、また、お子たちがすくすくと育ちますように・・と祈願しました。
ずっと、やって来ました。 私の子供たちも、そうでした。
でも、やっぱり時代でしょうか。
いまの若いお嫁さん達は、どんな神さまかも分からず、嫌だと言う事で参加しなくなり、
また、年末の夜の集まりに、大半は抜けてしまいました。
いまでは、たったの、12名のみ・・・
それでも神様がいますから、無下にはできないという事です。
12名になってからも続けていますが、 いまは、外に出て、食事会・・と言う事です。
神さまは・・・食事会場には持って行きませんから・・・
ある意味・・・神様不在・・・と言う事でしょうか。
今回のお料理でした。 たくさんあって、食べきれないようなご馳走でした。
こうして集まると、日々の事などが話題として出ますね。
あとは、「こうして作ったよ」 「それ、教えて!」 「うんうん、これはね~~・・」なんって。
勉強にもなっちゃいますよ。(〃▽〃)
で・・・・いろんな話の最中に・・・
「おかしまさま」・「なる神様」・・・の話になっちゃって・・・・
「おかしまさま」は・・ 妊娠すると、前に出産したお家にあった、「おかしまさま」という神さまを
そこの方が持ってきます。
うやうやしく頂いて、 出産する嫁の部屋の箪笥の上などに置きます。
無事出産して、次にどなたかが妊娠すれば、今度はそこのお宅に「おかしまさま」を持って行きます・・
安産の神様でしょうかあ・・・・????
確かに長男のときに、姑が受け取って、私の部屋の箪笥の上にいました・・・
「なるかみさま」・・・
これが・・だあれもどんな神さまか??も分からず・・・・(笑・・・)
いまはどうしていられるのかさえも分からず・・・・(笑・・・)
こんなふうですから、若いお嫁さんは「神様」を敬遠しますよねえ。(笑・・・)
昔は、神様に頼って生きてきました。
何かにつけて、お伺いを立て、 祈り、そして一喜一憂してきたものでしょう。
いまは、いろいろな面で、そう言う事がなくなってきました。
スマホだの 自動運転だの、ロボットだの・・・と言う時代ですもの・・
どんな神さまか分からずに、そこに置かれても・・・と言う事になっています。
いやはや・・・
時代は移って行きますね・・
我が地区の「子安さま」も、2年後にはお寺にお返ししましょう・・・という事になっています。