徒然草

つれづれにさまざま書いています。

「大日堂」・・木立の中にひっそりと・・

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大日堂・・木村武山ゆかりのお堂  笠間市箱田地内

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笠間市内から車で5分ほど、宇都宮に向かう道路に折れてすぐに入り口があります。
木立の中にあるため、ちょっと分かりづらく、更に人家に囲まれているため、
中に入るのがためらわれますが、観光スポットの一つになっています。

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この笠間市は 日本画の「沸画の巨匠」で有名な「木村武山」の生まれた地。
かの岡倉天心横山大観菱田春草・・らと共に活躍した武山ですが、
「阿房劫火(あぼうごうか)」「孔雀明王」等、すばらしい画を残しています。
特に沸画はすばらしいと言います。
高野山金堂の壁画も彼の作です。
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この大日堂は、
昭和10年に郷里の市内箱田に建てた総檜造りの仏堂です。
廃寺となっていた箱田吉祥院の本尊、大日如来像の安置所として建立されました。

彼の母の宿願を叶えるために建てられた・・といわれています。

大日堂の天井面には 彼が描いた「沸画」があり、それはすばらしい作品と言われます。
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予約をしておくと、中を見せて頂けるそうです。
ご近所の親切な方が教えてくださいました。

母のためにと建てた大日堂、今では周りを民家が囲っていますが、
とても静かなたたずまいは昔と変わっていないような気がしました。
ひっそりと、時を刻んできたのですね・・・
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