徒然草

つれづれにさまざま書いています。

櫻花公園と掩体壕と、桜・・

 

   櫻花公園   鹿嶋市

 

長男が誘ってくれて、行ってきました。

  櫻花(おうか)公園

太平洋戦争末期に、海軍航空隊神乃池基地が開設、特攻兵器「櫻花(おうか)」の訓練が行われた。その当時の掩体壕(えんたいごう)が残されており、復元された「櫻花」が展示されています。

回りにはたくさんの染井吉野が植えられています。

 

 

 

写真なども何枚も展示されています。

 

下が「櫻花」ですね。

爆弾を積んで只々、お国の事を思って敵地に行ったのでしょう・・

 

掩体壕(えんたいごう)の後ろ側・・

 

   

 

太平洋戦争末期に造られた実物。

当時はこの近辺にたくさん見られました。もう少し小さめのものもあったような記憶があります。(若い頃、観光バスガイドをしていまして、この辺りも良く通ったものです。鹿島に工業地帯ができ始めた当時です)

 

※ 「櫻花」の復元模型・・ 思ったよりずっと小さな機体です・・

 

 

 

回りには染井吉野が何本も植えられています。

 

 

    

掩体壕のまわりには たくさんの桜(染井吉野と思われます)が植えられています。

染井吉野と軍隊・戦争・・は密接な関係でした。

戦地に赴く若者に、「パッと咲き、パッと散る」を教え、若者たちもまた、心の中に桜花を抱いて行ったのです。日本の国花でもありますが 命を懸けた方々が愛した桜なんですね。

 

※ 神の池(ごうのいけ)神雷桜と銘打って植えられています。

 

  

 

 

もう二度と、戦争はいけません。

染井吉野は江戸の末期に 江戸彼岸と大島桜が交雑して生まれた単一の樹を始原とするクローンです。ですから、並木など一度に咲き、一度に散っていきます。

お花見ではこの染井吉野がきれいで見事で 愛されていますが、こうした戦争のために桜が利用されたのは、いま思うと悲しいですね。

桜は平和な穏やかな日々の中で愛でたい花です・・

 

 

 

いつもたくさんの写真をご覧いただき、ありがとうございます。

 

 

 

撮影日・・2022年09月03日