同僚は止めさせられた・・・・と誰しもが思っている

この忙しい師走に入って　私の勤める小さな衣料品店でも　年末商戦によって
たくさんの商品入荷　それに伴っての忙しさが続いているさなか・・
その事件があった。

レジさんは３人で交代勤務、一人がお休み　一人は早番一人は遅番。
その中の一人が最近腰を痛め　「この忙しい時に大丈夫かな？」
と本人も心配していた。
でもワークスケジュールに穴をあけられず　医者に通いながらも頑張ってくれていた。
とても頑張りやさんで私とも年齢が近いせいか結構仲良し。
私も心配していた矢先・・

たまたま夕方の忙しい時間帯に上司がやってきて　彼女もつい腰の事や
仕事も止めなくてはならないかも・・と告げたようだ。
上司もあっちの支店こっちの支店と掛け持ちなだけに　とっても忙しく
ついイライラしていた様子で来店した時だったので　たまったもんじゃない！

「今日で止めていいから」・・・ですと。
み～～～んな唖然。
そりゃあそうでしょ。　それはないでしょ！！
もう、誰が何を言っても「聞く耳」持っていない上司。
さっさと帰ってしまうし　それを聞いた副店長は泣き出すし
その場にいた私たち同僚も　どうしていいか分からず、
本人は「腰が痛いから　みんなに迷惑かけるしいい機会だからね」
と、本当に優等生な答え。彼女の聡明さもつくずく分かったけど・・・

納得いかず。
わが社は　家族でやっている典型的な個人会社。
上司たちはみんな家族・・・だから誰にも相談できず・・

同僚は図らずも止める事になってしまい　ロッカーの中の私物をまとめ、
みんなに頭をしっかりと下げて去って行きました。
きっと本当に泣きたかった人は　その彼女だったんだと思うと
なんかやり切れません。
明日はわが身？？　　みんなそう言いました。

次の日　夜やってきた上司。他の同僚に
「何か言っていなかったか？」と聞いたとか。
まああ・・・！！ほんの少しは考えたんでしょうか？？

師走の忙しい時期　レジさんがいなくなっていったいどうするんでしょうか・・
さむーーーい風。吹いています・・・