徒然草

つれづれにさまざま書いています。

「正観世音菩薩祭礼」・7月17日

 

 正観世音菩薩祭礼

 

毎年7月17日、我が地区の観音さまのお祭りです。

地区には香取神社と観音さまが鎮座していています、この日、観音堂を開け 地区の皆さんがお参りに来るのを待ちます。

年に一回の行事です。この行事は老人会が取り仕切っています。

 

お昼近くに皆さん集まり、観音堂の中の掃除や、周りの掃除など、お花をあげたりお線香を絶やさず燃やしたりします。

また、大きな手作り提灯に千代紙で花を作って飾ったり・・と。それが午前中のお仕事。

 

ひと昔前までは 「今日は観音さまだぞ~~」と、太鼓を叩いたり、踊りを踊ったり、お子たちは花火をしたり・・等々いろいろとしたようです。

地区の方々全員がお参りに来て、集落センターに集まりお酒を飲んで歓談など、とても賑やかだったようです。

年々この行事も廃れてきた・・と、年配の方が言います。

今では「太鼓も叩かないんだねー」なんて。

お料理も簡素化され、本当に質素になったわけです。

 

それには、時代の波もありますが、特に若い方々が「今どき・・」となるのでしょうね。17日は今年は祭日でしたが、いつも日曜や祭日ではないですし、いま皆さんお勤めもしていて、時間が無いとか、「今どき、神さまか‥」ともなるようです。

観音さまもいろいろな面でだいぶ簡素化されました。

 

今年の観音様に参加した老人会の面々は20名でした。

老人会会員が40数名いる中でおおよそ半数です。やはり年齢のことや病気など、年を取ってくると参加できないことも出てきます・・

 

こちらはお昼です。

お赤飯は 農協の直売所に出している方に頼み、手作りです。

コロナ禍・・と言うこともあり、皆でつつき合う、大皿料理などは無くなっています。

開催に当たっては、地区から補助金が出ています~

 

染井吉井野の下の観音堂には、お掃除が終わると戸を開け放して、お参りに来る方々を待ちます。お堂の中で待つのは、老人会の会長・副会長たちです。

イヤハヤ、昨日も暑かった!

観音道の中で倒れたら大変・・と言う事で、日中は横の集落センターの冷房のある部屋にいました。お堂の中はさらに暑いのです!

 

戦後・・だったか、この中の観音像が盗まれる!という憂き目に合いました。良く、舅が言っていたのを思い出します。

地区としては大騒ぎになったそうです。そりゃ、そうですよね。

で、忘れたころ、石岡警察署から連絡があって、その盗まれた観音さまが戻ってきました。泥棒が、「これは00で盗んだ」と言って分かったそうです。

その後、観音堂はお堂や扉を厳重にしたそうです。

昨日も、扉の開け閉めにだいぶ苦労をしていました・・(苦笑)

 

 

 

夜は灯りがともり いい雰囲気に。

また、「労をねぎらい」の宴が開かれました。とはいっても簡素化ですから、お茶菓子やつまみ位、ビールとお茶ですけどね。

地区の方々も、おおよその方々がお参りに来てくれました。

 

 

いろいろ、今の時代、今後のことなど問題もありますね~~

存続していくには、「老人会では・・」という意見もあります。

地区での開催にしては・・とか、日曜日にしては・・とか。

でも、ご高齢の方は、「これも無くなったら老人会でやることがなくなるベー」とも。何とも難しいですね。

「老人会には入らない」という方々もいますから、今後、どうなるでしょうか。

 

なにはともあれ、わいわいとおしゃべりをして楽しかったです。

「おしゃべり」が何よりですね!! (*^-^*)

 

 

 

撮影日・・2023年07月17日