徒然草

つれづれにさまざま書いています。

筑波四面薬師・薬師古道と菖蒲沢薬師・・④の2

 

   薬師古道と菖蒲沢薬師     石岡市(旧八郷町)菖蒲沢

 

前回からの続きになります。

上の写真の辺りから薬師堂まではおおよそ150メートル。

薬師古道はこの左手へも続いています。

 

更に山道を進みます。

 

長男先導・・ 彼はやはり、山桜に目が行くようです。(笑)

山桜は、薬師堂に向かう薬師古道に沿って植えられています。薬師様をお祀りする頃、植えたものか・・?それは分かりません。

道を迷わないようにと、山桜が語りかけているようです・・

 

しばらく行くと、灯篭があります。

「のぞき灯篭」です。

この灯篭の丸い穴から見ると・・「薬師堂」が見えます・・

旅の方々はきっとここから覗いて まじかに迫っている薬師堂を見たのでしょうね。

 

のぞき灯篭から見た風景・・

あらら!! 薬師堂が見えませ~~ん!(笑)

長男曰く「薬師堂の手前にある、山桜が育ってしまって、見えなくなっちゃったみたい」と。(笑)

なあるほど。

その昔は見えたはずのお堂も、年月重ねて、見えなくなったわけですね。

 

あの、前の山桜です。(笑)

でも、のぞき灯篭も、風情があってとてもいいものです。

 

    

山桜の古木・奥にちらっ!っと屋根が・・

 

その山桜を超えると・・見えてきました!薬師堂です。

    

 

弁天池・・  石の階段を下りた所にある、小さな弁天池です。

小さな祠もあります。

 

弁天池の場所が低くなっているので、薬師古道はお堂の前で、下って登って・・かなり急な石の階段です。

上の写真の右手に、「手水舎」が見えています。

 

薬師古道を歩くこと、550メートル・・

やっと、薬師堂に到着。結構な道のりでした。

平坦なら、何とも無い距離ですが、かなりきつかったです。

ですから、きっと、御利益ありそうですね。

 

お山の中の立派な薬師堂です。

何回か、焼失しているそうで、現在のお堂は、平成21年保存会の有志の方々によって建て直されたものだそうです。

草なども刈られていて護っていることが伺えます。

 

たくさんの「千社札」が見えます・・

 

「阿・吽」のお顔の仁王像・・

お薬師様をお守りしています。立派な仁王像です。

 

    

 

   筑波四面薬師・菖蒲沢薬師の薬師如来像・・

やっとお薬師様に逢えました。優しいお顔をした薬師様です。

「ここまでよく来たな・・」と、おっしゃっているような気がしました。

 

昔は、たくさんの方が山道を歩き、やって来て薬師像に会ったものと思います。いま、保存会の有志の方々がこの薬師堂や薬師像、そして薬師古道を護っているのでしょう。

静かなお山の中でこの薬師像は、日々の人間界のあれやこれやを見守っていることでしょうね。

いまも、参拝する方は、多々、いらっしゃるようですよ。

 

石灯籠など、昔のものかもしれません・・

 

振り返ると、薬師古道の急な石段が見えました・・

 

 

 

 

 

薬師古道と菖蒲沢薬師・・

いにしえの人々がたどったであろう古道を歩き お堂の中で仁王像に護られて薬師像が威厳を持って静かに座っておられました。

移りゆく日々をどんなお気持ちで見ておられるのか・・

それとも、只々・・無心でおられるのか・・

そんな貴重な仏に逢えて、とても感慨深いものがありました。

案内をしてくれた長男にも、感謝ですね。

 

 

さてさて、筑波四面薬師探訪も、残り1か所となりました。

最後の寺院は「東城寺」土浦市)です。

こちらは、4月月初めに桜撮影で行きましたので、改めて記事にしたいと思います。続く・・

 

 

※※ ご注意・・お車は菖蒲沢公民館までしか入れません。小型車がいいかと。

その下の「朝日里山学校」に車を置いて、県道138号を歩き、「薬師古道案内板」があるので、そこを右に行くと、公民館があって、そこから薬師古道に入れます。

 

 

 

 

前回の記事です。

minorinnminorinn.hatenablog.com

 

 

参考にさせて頂きました。ありがとうございます。

tsuchitan.blog.fc2.com

 

mahoranokaze.com

 

 

 

 

 

撮影日・・2022年05月03日