徒然草

つれづれにさまざま書いています。

筑波四面薬師・東城寺・・⑤

      ※ 本堂・・

 

 筑波四面薬師・東城寺    土浦市東城寺650

 

  ※「筑波四面薬師」・・とは。

奈良時代の末期、法相宗を学んだ「徳一法師」は20歳の時、京都から東国にやって来ました。延暦元年(782)筑波山に「中禅寺」を創建。このお寺が筑波山神社の下にある 今の「大御堂」です。

万民安楽を願い、この中禅寺の守護のために、筑波山の四面に「薬師如来」を安置しました。

歴史は「廃仏毀釈」などで、その薬師堂が失われたところなどもありますが、いまも残されている薬師堂があります。

 

 

東城寺    朝望山東城寺

     開山・・延暦15年(796年)

     御本尊  薬師三尊坐像 【焼失】

 

その昔、境内には薬師堂がありました。

延暦元年(782年) 徳一法師が筑波山に「中禅寺」を創建しました。そしてその中禅寺を護るために、筑波山の四方面に薬師如来を置きました。

その薬師堂があったのですが、平成9年の火災で焼失し、薬師三尊坐像も焼けてしまいました・・【薬師如来坐像・脇侍 日光 月光菩薩

とても残念ですね・・悲しいことになっていました。

 

 

 ※ 地蔵堂と、本堂・・

 

 ※ 枝垂れ桜と「祖師堂」・・

 

参道の一部と、鐘楼・・

 

 

 ※ 「佛窟」   昭和62年氏子たちによって作られたもの。

戦国時代、小田氏側についたが、織田勢の佐竹に攻め落とされ、多くの僧兵が朝望山のあちらこちらに倒れ、無数の五輪塔に埋葬された。

時が変わり、明治から昭和に一カ所に集められてきちんと供養しているのが、この「佛窟」だそうです。

 

    

 

巨大な樹木・・

 

 ※ 「供養塔」

この供養塔の奥に通じる道を上がっていくと、「経塚群」があるそうです。12の塚があり、その中から貴重な経筒などが見つかったようです。

見ませんでした・・ちょっと残念。

 

 

 

 ※ 「東城寺結界石」・・県指定文化財

 

 ※ 心字池・・春、境内の枝垂れ桜やソメイヨシノなどが美しいです。

 

 ※ 「六地蔵石幢」・・・県指定文化財室町時代後期~安土桃山時代のもの・・

      (右手の石塔)

 

 ※ 境内からの眺め。牛久大仏が見えています。

 

 ※ 仁王門と、お山全体の桜・・

東城寺はこの仁王門の横を上に登って行くとあります。

朝望山というお山の上にあり、桜がとてもきれいな春を迎えていました。

 

※ 車で上の駐車場まで登れます。

  また、この仁王門から昔の参道を行けば、数々の野仏や古いものにも出会えるそうです。

 

山頂付近にあるためか、静かなお寺です。

春の桜の時期、また秋の紅葉の頃、すばらしい風景を見る事が出来るようで、お近くの方々がうらやましいですね。

薬師さまが、火事で焼けてしまった・・これがとても残念です・・

 

 

以上で、「筑波山「中禅寺」の大御堂と、それを囲むように安置された薬師堂・薬師如来像の寺院を探訪した旅は、終わりました。

  筑波四面薬師   筑波山中禅寺

           菖蒲沢薬師

           筑波北面薬師堂(廃寺)

             薬師如来は小幡地区薬王院に。

             お堂は 石岡市内の国分寺に移転。

           椎尾山薬王院

           朝望山東城寺

 

この度、ひょんなことから四面薬師を探訪しました。

大変勉強になりました。本当に良かったです。

長男にお礼を言います、ありがとうね。

 

 

 

また、解らないことだらけでしたので ネット上のHPでの記事など、お借りしています。ありがとうございました。

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撮影日・・2022年04月02日