徒然草

つれづれにさまざま書いています。

旌桜寺跡の彼岸花・・




イメージ 1

旗桜と、旌桜寺跡・・

旌桜寺(せいおうじ)・・
   常陸太田市瑞龍町2168

その昔、源頼義・義家親子が、奥州討伐の帰り道、立ち寄り、持っていた旗竿を地面に刺したとされます。
その旗竿の根が根付き 「旗桜」となった。
見事な桜の花を咲かせたと言われ、5弁の花びらの真ん中に、まるで旗のように花びらが立ち上がった
花があります。全部の花がそうではなく、なかなか見つけられませんが、
見ていくと、きっと見つかります。それで、「旗桜」と呼ばれ、大変貴重な桜なのです。

その旌桜寺跡地と、旗桜の根元一体に、真っ赤な彼岸花が咲く・・と聞き、長男が連れて行ってくれました。
シーンと静まった境内に 雄々しく立つ旗桜、真っ赤な彼岸花は、真っ盛りでした。

いにしえの遠い昔を想うにつれ、奥州征伐から帰ってきた騎馬武者たちの姿が、
瞼の向こうに浮かびます・・


イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5


















イメージ 6


















イメージ 7


















イメージ 8


















イメージ 9

イメージ 10

イメージ 11
旗桜と彼岸花・・















旗桜のほかにも、数本の桜の古木があります。
どっしりと根を張って、雄々しく生きている桜たちの向こうに、一面の白い花。常陸秋そばの花。
清楚なその花と、真っ赤な彼岸花
幾星霜生きてきた桜たちの、「慰めの花」だと・・

長い時間を過ごしてきた彼らにとっては、
一瞬の秋かもしれません・・でも、美しいものを見て、来年また花を咲かせ、「私たちもきれいでしょう・・」と誇らしげに微笑むのですね。



イメージ 12


雄々しい桜たちは、まだまだ緑の葉っぱをたくさんつけていました。
やがて、葉を一枚一枚落とし、冬の間に春の桜の花を咲かせることを夢見て過ごすのでしょう・・
いまは、真っ赤な彼岸花をやさしく見守っていることと、そう感じました・・

       旌桜寺跡の旗桜


撮影日・・2018年09月24日

イメージ 13