鳥居をくぐると、左手に見えるのが、山桜の古木です。
神社のは山桜が多い・・の古来よりいい伝わっている通りの鷲神社。
満開の桜が迎えてくれました。
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なぜ、神社に山桜が多いのか?
古木の話ですが、昔吉野山からヤマザクラを持ってきて、天皇がお住まいになった京都御所の紫宸殿前に植えたんです。これが左近の桜でおそらく日本で一番古い一本桜なんですが、ヤマザクラというのは天皇家そのものであって、神様そのもの、神道と深いつながりがあるんですね。
なので神社にはヤマザクラを植えるという風習が何百年も前から続いているんです。
茨城県の古木を巡っていくと、ヤマザクラの古木は神社に多いです。
それは神道、信仰心との結びつきもあって御神木にされてきたからなんですね。
桜の神様というのはコノハナノサクヤヒメといってこれも神道の神様ですね。
御本殿、左手に山桜、右手の木が上溝桜です。
神社の御神木として、目にすることの多い桜。古くから天皇即位の礼、大嘗祭の神事「亀ト占い」に上溝桜が使われることと関係しているようです。
行った日は、まだ花は見られませんでしたが、ブラシのように固まった白いかわいい花です。
茨城県小美玉市、竹原神社でも見る事が出来る 山桜と上溝桜の組み合わせです。
撮影日・・2020年04月11日