徒然草

つれづれにさまざま書いています。

馬頭観世音の石碑・・

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私んちの近くにある
馬頭観世音の石碑です。
道路からはちょっと入った場所。
田んぼの横にあります。

ちょっと前までは、大きな木があったのですが、
切られてしまったようです。


馬頭観世音は歩いていると結構そこここに見かけます。
それだけ、昔は馬は身近にいたのでしょう。



農耕馬や、軍馬の供養塔・・という事。
ご近所の野仏は、文字が描かれています。 昔は、田畑を耕すにでも、機械など無かったものですから
馬や牛を頼りにしたのですね。
また、物を運ぶのでも、馬を使ったと言います。
栄養状態も悪く、それでいて働かせたのでしょうから、馬だって大変だったのでしょうね。
道端で息絶えた馬も、多かったと・・主人が言います。

それで、せめてもの供養にと、石に刻み、供養塔にしたのでしょう・・
かわいそうな気がしますが、その当時の時代は致し方なかったのでしょうね。
供養してあげられた馬は、まだ救われます。

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中央に野仏が見えています。
こちらの馬頭観音は祠に納まっています。

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我が家のすぐ近くの野仏。
こちらも馬頭観音です。
祠も無く、野ざらしですが、ちゃんときれいな文字が見えています。
主人が言うには、「昔、火事に合って死んだ馬・・」と言います。
あまり詳しいことは言いたがりません。せめて、供養した石碑なのでしょう・・

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いまは平和な世の中で、農耕もほとんどが機械になっています。
それなりに大変ですが、昔に比べたら、ずいぶんと機能的になったものです。
田舎でも、馬は見かけません。私が小さい頃は馬はまだよくいましたし、実家でも飼っていましたっけ。
ここ数十年で、こんなにも変わってしまったのですね。
お馬さんも辛い時代があったと思うけど、人間と共に生きたのですね。



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