徒然草

つれづれにさまざま書いています。

「悼む人」・・・

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「悼む人」

高良健吾 石田ゆり合子 井浦新 



原作者・・天童荒太直木賞受賞作」





坂築静人は 死者を「悼む」ために黙々と、全国を
放浪している男。
週刊誌記者の蒔野は 残忍な殺人、男女の愛憎がらみの事件の記事を得意とする男だ。
彼は、人の善意など信じぬ男で、猜疑心の塊のようであった。



その蒔野が出会った静人の不可解な行動「悼む」に疑念を持ち、
「そんな事をして何になるのか?」と。

静人は、死んだ人の周りからその人に向けられた「愛」を見つけ、
ただひたすら・・純粋に、亡くなった人を「悼む」

そんな静人の前に、殺人を犯した1人の女性が表れる。
そして、その女性は、ひたすら「悼む」心で歩く、静人について行く。

ある、SNSに、静人の母親の病気の事が記されていた・・
ただ一人、深い愛で静人の行動を理解している母・・
彼女は重い病に侵されていた・・



静かな映画でした。
人は、それぞれに悲しい記憶があります。
辛い事も日常にあります。
愛し愛され・・そんな幸せさえない人もいます。
只々・・毎日を歩き、亡くなった人の所で瞑目をする静人の
「なぜ・・?」が徐々に解明されていきます・・


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