6年間育てた息子は 他人の子でした・・・
大手建設会社勤務、都心の高級マンションに 妻と息子と暮らす、野々宮良多。
なに不自由なく暮らしていた彼の元に、ある日突然、病院から一本の電話が・・
6歳の息子が生まれた時に、取り違えられていた・・・というもの。
そこから、良多の苦悩が始まる。
実は・・当時看護師をしていた女が、わざと赤ちゃんを取り替えた・・と言うもの。
やりきれない思い・・
しかし、やがて・・相手の家族と会う事になる。
そして、交流が始まっていく。
良多は・・・二人とも引き取る!・・・と言い出す。
息子たちの「交換」・・・
病院側は、「今までは100%交換しています」・・・と、言った。
大きくなるにつれ・・・相手側に似て来る・・・とも。
やりきれない家族の葛藤…
血のつながりか・・・
共に過ごした時間か・・・
見ていて何とも言えない「怒り」を覚えました。
何年も前に、実際に取り違え事件もありました。
実の我が子・・と思って暮らしてきた数年が、一気に崩落します。
親たちの苦悩は計り知れません・・・
そして・・・・一番の被害者は・・・お子たちでしょう。
「なんでお家に帰れないの? いつまでここにいるの?」
そう言う子供に・・・涙が出ました・・
映画の中では・・・・たったの6歳の男の子です。