徒然草

つれづれにさまざま書いています。

図書館戦争

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岡田准一榮倉奈々田中圭石坂浩二・・
有川浩図書館戦争」シリーズ(角川文庫刊)
 
 
笠原郁は、図書隊入隊を果たした。
なぜここを選んだのか・・の問いに、自分が高校生の時に大切な本を検閲から守ってくれた
図書隊員を追ってきた・・と言う。
 
時は2019年の日本。
国家によるメディア検閲が正当化されている時代。
そんな時代に、本を読む自由を守るために、
図書館側から生まれたのが、自衛組織「図書隊」だった。
 
高校生の時に、自分と本を守ってくれた男性を
「白馬の王子さま」と呼び、この隊に入ってきた笠原郁であったが、
彼女を待っていたのは、鬼のような教官の堂上篤だった。
厳しい彼に接していて、その厳しい中にも
絶妙なフォローもしてくれる鬼教官の事が少しずつ気になっていく。

そんな中、ある大きな図書館の館長が亡くなった。
それを待っていたかのように検閲が入る事に。
大切な本を守るために、堂上篤らは その激戦地に赴いていくが・・・
笠原郁は、なぜかそれから外されてしまう。
 
そして郁は本を守るため、また、自分の想いを守るために、
その闘いの渦中に身を置く事になる・・
果たして本を読む自由は守られるのか。
そして、「白馬の王子さま」は果たして現れるのか・・・
 


 
角川文庫本の映画化です。
もし、人間がどんな内容の本も読むことが出来ない世の中になったら・・
「これは危険内容」「これは、実際にはあり得ない」「読むに値しない本」
そんな事で、たくさんの本が焼き払われ、また 本を隠し持っていただけで、
処罰される・・としたら、どうしますか。
・・・と言った事から始まります。
 
図書館側は 何人も、自由にどんな本も読む権利を守る・・と、
「図書隊」
を作るんですね。
こんな世の中になったら、それこそ大変でしょう。
 
いま、旬の人、と言えば、岡田准一さん、榮倉奈々さん。
特に榮倉さんの爽やかな笑顔が印象的です。
「白馬の王子さま」を信じて進む彼女と、
ちょっと陰のある、岡田さん、とてもすてきな気がしました。
果たして白馬の王子様は、誰なのかな・・・見つかるのでしょうか。
 
 
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