徒然草

つれづれにさまざま書いています。

「はやぶさ」

あきらめない勇気を与えてくれたのは・・・君ーーー・・
 
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監督 堤 幸彦
 
鶴見辰吾・・・
 
 
 
そのニュースは世界中の人々の
心に、明るい灯をともした。
はやぶさ帰還」という奇跡をかなえた人々の感動の実話です。
 
 
 
 
 
7年間・・・・60億キロ・・・・
はやぶさは満身創痍で青い地球に帰ってきた・・・2010年6月13日。
私たちは君をずっと・・・忘れないよ。
 
僕は、はやぶさ。日本から打ち上げられた、小惑星探査機。
2003年5月9日、打ち上げられたんだ。
イオンエンジン・・という、新しい試みで、地球を出発。
イトカワ」という未知の星まで行って、そのイトカワの岩石を持ち帰って来る事。
それが僕に課せられた任務なんだあ。
 
でもそれはとっても大変な事なんだ。
いっぱい試練もあったの。
エンジンが停止したり・・・悲しい事が次々あった・・・
でも地球からの電波と、太陽さえあれば・・・きっと乗り越えられる!って、信じてたの。
だって・・・・
イトカワの貴重なサンプルを地球に持ち帰らないといけないんだもの。
 
何とかサンプルを採取したんだよ!
でも・・・・その後、地球に帰れそうもなくなっちゃった・・・僕。
帰りたい!帰らなくちゃあ・・・・
だって・・誰もかれもが待っているんだから。
 
希望を胸に地球を飛び出したのはいつだっけ・・・
7年も前だったな・・・
 
帰るよ! 僕は・・僕はここにいるよ!
 
あの碧いのは・・・あ!!地球だ!!
地球だよ!!
みんなあ!! 帰って来たよ!僕・・僕帰って来たよ!!
ほら、ほら!僕の子供、きっと無事にみんなの所に帰すよ・・・
 
僕は・・・再び青い地球を見られて幸せだよ・・・
たとえ、燃え尽きる運命だっていいんだあ・・・
だって!「使命」を果たしたんだものね!立派でしょ。
僕・はやぶさ・・・だよ。
 



 
まだ記憶に新しい「はやぶさ」の帰還。
カプセルの光と、燃え尽きるはやぶさの映像で泣けたあの瞬間・・・
またまた滂沱の涙で見てきましたあ・・・
感動作品です。
 
物語・・とはいえ実話なんですが。
物語は「水沢 恵」という、一人の女性の目を視点に描かれています。
火星探査機が失敗に終わったプロジェクト。
是が非でも「はやぶさ」は、未知なるものを持って帰還させねば…という、
数々の苦難があります。
それらを「水沢 恵」と「はやぶさ」を通して丁寧に描いています。
 
どうしても「擬人化」してしまいます。
懸命に戻ろうとするはやぶさ
戻さねば…と思うチームの苦悩・・・
 
日本もたくさんの探査機などを宇宙に打ち上げてきました。
そのほとんどは帰還できず、今も漆黒の宇宙のかなた…
どこにいるのかも分からないものもいます。
その中で満身創痍の彼が帰ってきたことは、
  日本人に勇気と希望を与えたのではないでしょうか。
 
涙無しには見られません。
 
 
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