
時代は大恐慌の暗い厳しいロンドン。バンクス家のマイケル・バンクスは、三人の子供を持つ父親。
しかし、一年前に妻を亡くし片親で子供たちを育てる父親。
銀行で収入役として働いてはいるが、金銭的な余裕も無く、自宅はあと数日で差し押さえられる羽目に。
そんな子供たちは子どもたちなりに、「しっかりしなくては」と思うのだが、
何をやっても失敗ばかり。
父のマイケルは頭を抱える・・そんな時である。風に乗って突然現れたのは魔法使い・メリーポピンズ。
当然のようにバンクス家に入った彼女は、3人の子供たちを夢の世界へといざなったり、
父親を助けるために考える子供たちを導いたり・・と、何気なく立ち回る。
しかし、家を引き渡す期限は容赦なくやって来て。
マイケルは、つい子供たちに当たってしまう・・

風のように現れるメリーポピンズ。
彼女が空から現れた事を子供たちはそのおおらかな心ですぐに受け入れるのです。
でも、「お父さんを助ける」という望みをそれぞれに持っているところが、何ともけなげなのです。
メリーは、魔法使いでありながら、全面的に力を出す・・でもなく、
じ・・っと見守るように静かな目をしています。
何とも夢のある物語です。
当然のように、ハッピーエンドですが、涙あり、笑いあり、
映像もきれいで、とても素晴らしい夢物語。
小さなお子達にも見せたい物語です。
※ 日本語吹き替え版を見ました。
メリー役の平原さんがとても良く、彼女の歌う歌も、何ともすてきです。

TOHOシネマズ水戸内原
