徒然草

つれづれにさまざま書いています。

追憶・・

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追憶・・

監督・・降旗康男


篤・啓太・瑞悟・・三人は、幼い頃、家庭に恵まれず、悲しい思いをしていた。
親に捨てられた3人は、涼子が営む「ゆきわりそう」と言う、喫茶店に身を寄せていた。
常連客の光男と、5人は、まるで家族のように毎日を暮らしていた。
そんな中・・ある事件が起きた。あっという間の出来事だった。

それ以来、25年間、3人は全く会うこともせずに
それぞれに暮らしていた。
25年経ったある日、瑞悟の他殺体が発見された。
篤は刑事に、啓太は地元で新しい家を建てようとしていた、そして、瑞悟は、金策に啓太をたずねていた・・

北陸、富山の海岸で 幼い頃、5人で夕日を見つめたあの日から25年。
出会った3人・・一人は刑事、一人は会社の好転、一人は、死を向えた・・
篤の上司は、口をつぐむ篤を叱るが、彼は、啓太を疑った・・
それぞれの人生は、25年前のある重大事件に端を発しているのか・・
会うことのなかった5人、果たして、複雑に絡み合った糸はほぐれていくのだろうか・・



荒々しい北陸の海。つらい少年時代を過ごしてきた3人に、「ゆきわりそう」での暖かい時は、とても幸せだったのでしょう。それぞれの「心の叫びや、想い」が 切々と語られていきます。
人の優しさ、ぬくもりなど、見ていて涙が出ます。
決して、刑事物特有のすさまじさなどは全くありません。
一人ひとりの人生を、じっくり・・と見せてくれる映画です。

富山の海に沈む夕日が、とても美しかったです・・


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