江戸彼岸桜
写真のように、善光寺は廃寺となり長い年月が経っていて、見る影もありません。しかし、たくさんの仏は今もなお、取り残されたようにそこに佇んでおります。
もしかしたらこんな静かな地はないね・・などと話し合っていて眠り続けているやも・・知れません。
そんな廃寺の横に 古木となった江戸彼岸桜が立っています。
江戸彼岸桜は長寿で知られていますが、ここの桜は樹齢が分かりません。もう老木でしょう・・
只々今は、訪れる人も無いここで静かに花を咲かせています・・
古木が故の姿、胴吹きです。この姿は古木に見られます。本体の木だけでは光合成が出来ないので、幹からの花や葉っぱで養分を取っているといいます。
花はやや小ぶり、かわいい白い花ですね。
いつから廃寺となったものか、分かりませんが、善光寺の「楼門」は重要文化財に指定されています。なのに、無住となった本殿が荒れるがままなのはどうしてでしょうか。まだまだたくさんの御仏がいるこの地、今後どうなっていくのでしょうか。植えられた木々も、荒れるがままです・・
撮影日・・2024年04月07日