徒然草

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土浦の雛まつり~~(第五回)

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今年 真壁のおひな祭りに行けなかったので 土浦のお雛さまを見てきました。
明日の3月3日まで 開催されているようです。
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土浦の町は 駅から6号国道まで細長い町並みで、その沿道のお店などで お雛様が飾られていました。
霞ヶ浦をひかえて 商業の町としても栄えた土浦。古いお雛さまを見つけました。

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町なかのちょっと奥に「大徳」さんの「蔵」があり、たいそうすばらしい雛が飾ってありました。
パンフレットにも使われている「古今雛」(こきんびな)です。
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古今雛とは・・
次郎左衛門雛が江戸の武家社会でもっぱら人気を集めていた明和(1764~)のころ、
池之端の大槌屋の発想によって、日本橋の原舟月に雛の顔の原型を作らせ、売り出したのが古今雛です。

古今集」などの王朝への憧れから名づけたとされ、「古今雛」の名称で呼ばれています。
今のお雛様に近いとされています。

このおびな・めびなの目は「玉眼」がはめられ、両手は膝の上で重ねられております。
写実的な容貌と美しい装束の古今雛は 江戸時代後期に大流行したといわれています。
また、このお雛さまの後ろの屏風も当時のものだということでした。

歩いていると現代のお雛さまを飾ってあるお店も多かったですが、
あえて ちょっと前の雛たちをカメラに収めてきました。

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こうした立派な雛人形は 下々の庶民にはなかなか手が出せなかったものでしょう。
また、大きな商家でも 手入れをして大切に大切に保存してきたものと思われます。
これからも雛たちを守っていってあげて下さい・・・・と、祈らずにはいられません・・

長い永い「時」を 雛たちは過ごしてきたんですね。
何を想い、何を悲しみ・・何を喜んできたのでしょう・・
雛たちの「心」は、はかり知ることができませんが、せめてこれからは、
いい時代であることを切に願うのみ・・ですね。

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