安楽寺跡の石造り仁王像二体・・
小美玉市栗又四ケ
石造り仁王像・金剛象、力士像
象高・・1.7メートル
一体の重さ・・3トン
市指定文化財
以前ご紹介した「耳守神社」のすぐ近くに、石造りの仁王像があります。
初めて知ったのですが、驚きました。立派な像です。
その昔、ここには、安楽寺と言うお寺があったそうです。
今から300年ほど前、高浜村の河岸問屋「笹目八郎兵衛」が 江戸から舟で運んだとされ、
ここに安置したそうです。
この仁王像は、安楽寺の山門に安置されていたと言われ、月日の経つうちに、
安楽寺も、山門も無くなり、只々・・・長い年月を、この二体の像だけが
移りゆく時代を見つめてきたのでしょう・・
力士像・・後ろも彫ってあるのが見えます。
金剛象・・・
二体の像の真後ろにあった、祠・・
なにの祠か、分かりません。
祠から見た風景・・
とても静かな場所です。時折、ご近所の方の車が通るくらい・・
野ざらしの仁王像ですが、道行く人を見ているようです・・
とても貴重な文化財だと感じました。
野ざらしなのが、ちょっと・・・・哀しいです。