※ 「奥の細道」が 面白いほどわかる本・・土屋博英・著
※ 一個人「奥の細道」を旅する・・
「奥の細道が面白いほどわかる本」
誰でもが知っていることでしょう。格調高い漢文調と、俳句で綴られた作品で、
いまもなお、人々に愛されていますね。
知らないことが多かったし、有名な俳句しか知らなかったので、探して買い求めました。
こちらの本は、江戸から奥州、北陸道を巡りながら、様々な人と出会い、また、その土地の
人との交流を通し、そして、名所や、旧跡を訪ねて、俳句を読み進めたものですが、
漢文調はちょっと難しい・・
現代訳がちゃんとついていて、理解するのに、苦労しません。
そこがまた面白く、簡単に読み進められます。
江戸を旅立つ時・・ 「草の戸も すみ替わる代ぞ 雛の家」
「行く春や 鳥啼魚の目は泪」
~
大垣にて・・ 「蛤の ふたみにわかれ 行く秋ぞ」・・・まで。
一句一句の 訳も丁寧に書かれていてよく分かります。
五七五の たった17文字の中にも、さまざまな思いが込められていて、大変面白く勉強にもなります。
「一個人」のほうは、各地の写真付きで俳句を紹介していますので、上の本と、合わせて見ると、
その地域の風景やお寺や、また名産品などが分かります。
(※ 但し・・本が小さいためか、文字もかなり小さくて、これは失敗したような気がします。
写真はきれいで見やすいのですが、内容を詰めすぎた為か、ギッシリ・・と、細かい文字が並んでいま す。拡大鏡なしでは読めません…笑)
私は、「・・・面白いほど・・」の方を読みながら、写真を見る・・の繰り返しです。
こちらの本は、安心して読めますし、おもしろく、どんどん進みます。
難しい原文も こうした本があるといいですね。 いい本に巡り会えました。(^_^)/