徒然草

つれづれにさまざま書いています。

彼岸花・咲いた・・

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我が家の彼岸花が、ちょうどお彼岸のこの時期に咲きました。
お彼岸の頃に、田んぼのあぜ道や 昔はお墓などに繁茂していました。
曼珠沙華」 よく実母はそう呼んでいました。
さいころは、何となく不気味な感じを受けました。
それは多分・・茎だけが出て 真っ赤な花が咲くから・・だと思います。
花が咲き終わった後に、葉が出てきて冬を越しますが、花が咲くころには葉も姿かたち無くなってしまいます。
何とも・・・妖しげな・・そんなお花です。

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嫁いできてから、一軒のお家に義父義母と同居でした。
様々な事がありましたが、 義父は83歳、義母は91歳で 彼岸に行ってしまいました。
ウイスキーが最も好きだった義父。 東京で大工仕事を長年していたようで、おしゃれだったのかな。
義母は、よけいな事を言わない母でしたが、気は強い人でした。
でもまあ・・・嫁姑のことですから、 ちょっとしたいさかいはありました。
今では懐かしいような、そんな気がします。

ひがん花 見れば二人を偲ばれる・・

今では私が、「姑」になってしまいました・・・(笑)

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白い彼岸花・白花曼珠沙華
数輪咲きました。 紅い花は強いようですが、白はちょっとはかなげです。



長崎物語 (昭和13年)
1 赤い花なら 曼珠沙華         
  阿蘭陀屋敷に 雨が降る
  濡れて泣いてる じゃがたらお春
  未練な出船の あゝ鐘が鳴る
  ララ鐘が鳴る



2 うつす月影 彩玻璃(いろガラス)
  父は異国の 人ゆえに
  金の十字架 心に抱けど
  乙女盛りを あゝ曇り勝ち
  ララ曇り勝ち

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