筑波海軍航空隊記念館・・
(県立こころの医療センター内
国内最大級で現存する戦争遺構です。
記念館の中には大変貴重な品が数多く展示されています
隊の司令部庁舎や、号令台など、戦時の足跡をそのまま残しています。
戦争が起こった事を体感できる、貴重な施設です・・
また、映画「永遠の0」のロケ地としても知られています。
主人公・宮部久蔵が 教官として勤務していた場所・・
特攻隊員たちはここで訓練を重ね、九州、鹿屋から出撃した「筑波隊」として描かれています。
旧司令部庁舎・・(今は、記念館となっています)
ほぼ、当時のまゝ現存しているようです・・
当時活躍した、ゼロ戦の
実物や、退院が来ていた衣服
貴重なものがいっぱい展示されていました。
隊員が家族にあてた手紙なども、展示されていました・・
全部、実際に使った実物品です・・・
この旧司令部庁舎のある周りには、たくさんの桜の木があります。
当時・・訓練を受けていた若い人々の目にも、桜は映ったのでしょうか・・・
この周りには、たくさんのものが残っています。
滑走路跡・地下戦闘指揮所跡・・・などなど、巡って見るのもいいかと思います。
供養塔・・・ひっそりと、司令部庁舎の奥に・・・
訓練中に亡くなった隊員のために、1938年(昭和13年)、建てられたそうです・・
慰霊碑…毎年6月、慰霊祭が開かれるようです・・
戦争・・・・
当時、国を批判することはご法度でした。
反対の言葉も言えませんでした。
なぜ、死にに行かなくてはならないのか・・
「生きたい」・・と言う事すらできなかった。
「非国民」と言われたそうです・・
でも、ここで訓練を受け、行きの燃料だけで飛び立った若き男たちは、「生きたい」と思わなかったのでしょうか・・
映像も流れていました。
それを見て、涙が出ました・・
戦争は二度と起こしてはならない。
戦争経験者が少なくなる昨今、戦争と言う、無意味な行為をしないためにも、私達は、前を向き、生きなくてはなりません。
私の父は、生き残っている自分を責めるような事をよく言っていました。
「戦争は・・やっちゃあだめだ・・・」・・・と、つぶやいていました。
「お国のため」・・・ただそれのみで 突き進んだのです。
それを思うにつけ・・若くして突撃した方々を思うと、悲しくなります。