12歳の杏奈は、義理の母と暮らしています。
どうしても心が開けない。そして彼女は、病気も持っている・・
そんな夏休み、杏奈は母の勧めで北海道に療養にやって来ます。
そこでも心を閉ざしたままの彼女。
ある日、海辺の誰も住んでいないと思われた「湿っ地(しめっち)屋敷」に、
金髪の少女がいる事に気がつきます。
小さな杏奈は大きな苦しみを抱えていますが、その杏奈の前に現れた謎の少女、マーニー。
二人は急速に親しくなり、杏奈はマーニーに心を開いて行きます。
夜の海でボートを漕いだりして、いろいろ話しをします。
マーニーにも、心に悲しい過去がある事が分かってきます。
二人は秘密を共用し、仲良くなっていきます。
二人が分かち合った秘密とは・・・何だったのでしょう。
つねに杏奈を気遣うマーニー・・
切ないひと時の夏の時間・・
とても優しい映画です。
12歳の少女にとっての、あまりにも重い過去が、次第に分かってきます。
そして、杏奈と同じように、マーニーにも悲しい過去があり、
それが走馬灯のように現れます。
北海道の海辺のひと夏の出逢いが、杏奈の心を開放するのでしょうか。
風景がとてもきれいです。
昼間の海辺、夜の月の出ている海辺・・・
涙があふれてきます・・・
スタジオ・ジブリ作品です。
今までと、一味変わった物語です。