徒然草

つれづれにさまざま書いています。

左近の桜・・偕楽園内

イメージ 1

左近の桜・・水戸市偕楽園

京都の有栖川親王の第12女、登美宮吉子女王が、徳川斉昭公に降下されました。
その際に、仁孝天皇より、京都御所の左近の桜のひこばえを下さり、
後、偕楽園開園に当たり、また、講道館に、と、二本植えましたが、それは枯れてしまいました。
昭和38年、京都御所から根分けして貰った桜を 二カ所に再び植えたそうです。
その一本がこの左近の桜です。

樹齢はさほどではありませんが、のびやかに、雄々しく育って、枝を四方に伸ばした姿は、正に王者の風格。
桜は、白山桜。 花と同時に、葉っぱも出る山桜、とてもかわいい白い花をつけます。

ちなみに、吉子婦人の産んだ長男・慶篤は 水戸徳川家第10代藩主。
その三番目の男子が、徳川家最後の将軍、慶喜公です。

この白山桜は、遠くの京都と水戸のえにしを結んでいるんですねえ・・・

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7

イメージ 8

イメージ 9

園内の好文亭
開園前でしたので、上がりませんでしたが、
 この好文亭の二階から眺める左近の桜は、また違う趣があります。
偕楽園にお越しの際は、ぜひ、好文亭からの桜をご覧くださいませ。

イメージ 10

イメージ 11

偕楽園公園内、護国神社の鳥居・・
公園は桜の花が満開でした。



撮影日・・2014年4月08日
イメージ 12