徒然草

つれづれにさまざま書いています。

くじけないで

 
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くじけないで
 
 
人生は、いつだってこれから。
 
 
 
 
 
八千草薫・武田鉄也・伊藤蘭

原作・柴田トヨ「くじけないで」「百歳」
 
 
 
夫を亡くし一人暮らしをしていたトヨ。
ある日息子に勧められて詩を書き始める。
「何でもいいんだよ」そう言う息子に励まされ、日々のことから
歩んできた自分の人生や、昔の思い出や・・
季節の移ろいも、また、自分の老いも・・
 
認知症を患った夫を亡くし 何もやる気がないトヨ。
息子・健一は、これまた仕事も中途半端でまるっきりやる気がない。
妻の静子に、食べさせて貰ったりとふがいない・・
しかし、母を心配した健一はある日、母に誌を書くことを勧める。
昔、母が健一に教えた事・・
 
その日からトヨは 紙を手元に、思いついた事を書き連ねていく・・
ある時は、自分の少女時代に思いをはせ・・
一つひとつ言葉に置き換えて・・
そして彼女は明治から平成を生き抜いた・・


一躍有名になった、トヨさん。
彼女が夫を亡くした時からの生きざまを 見せてくれる映画です。
彼女の見つめる先には、様々な事があります。
昔の事、夫の事、家族の事・・
季節の事・・それらを一つずつ書き留めて
詩にしていく様子は、とてもすてきで けなげです。

トヨさんの役を八千草薫さんが演じていますが、
さぞ、そうだったであろう・・と、とても感銘を受けました。
果たして・・自分はあんなふうに、生きられるだろうか・・と考えました。
とても、いい映画です。
 
 
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