徒然草

つれづれにさまざま書いています。

「かぐや姫の物語」

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高畑勲 監督作品 (スタジオジブリ)
 
 
 
 
朝倉あき・地位武男・宮本信子高良健吾・・・
 
 
 
姫の犯した罪と罰・・
 
 
 
昔むかし・・・翁と媼(おうな)がおりました。
翁が竹の山で竹を切っておりますと何やら光るものがあります。
びっくりして見てみますと・・そこにはなんともかわいらしい小さな女の子が。
その子は手の平に乗るようなかわいい女の子でした。
 
翁は早速その子を連れ帰り、媼と共に毎日我が子と思い愛しみ育てました。
不思議な事に、あっという間に大きくなった女の子。
かぐや姫」と名付け、翁はそのあまりにも美しい姫を
もっと素晴らしく育てたい・・と思うようになります。
竹の山に入ると、なんと金貨があり、姫の着物もたくさんあるではありませんか・・

姫は村の子供たちと屈託なく笑い 毎日を楽しく暮らしておりました。
翁は姫を由緒ある殿方に嫁がせようと思いつきます。
でも姫は・・村での今の暮らしが続くように・・と思っています。

姫のうわさを聞きつけ 何人もの若者がやってきますが、姫は難題を持ちかけます。
どうしても翁は姫を嫁がせようと思います・・
そんなある日から、姫は月を毎夜 じーーっと見つめるようになります。
媼はたいそう心配します。そして・・

「月に帰らねばなりません・・」 涙ながらに姫は言います・・
月で、私は罪を犯した・・
だから地球に送られた・・・
その日は刻々と迫ってきます・・
翁は慌てふためきますが・・・やがてその日がやってきます・・・・・
 


アニメーションの素晴らしさに感動しました。
何といいますか・・優しい線使いです、普通のアニメとは違った手法なのでしょう。
かぐや姫のなんとも言えない美しさや、この世の はかなげな様子が、
このアニメによってさらにきれいに見えます・・
 
姫が月で犯した罪とは何か?
なぜ、地球に送られなければならなかったのか・・
姫はこの地球で過ごした月日をどう思ったのか・・・
なんともせつない物語でした。
翁の声が、あの、地位武男さん・・・・ちいちいでした。
とても良く似合っていました・・・
 
かぐや姫の最後の叫びが・・とても泣けました・・・
 
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