徒然草

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ハンチョウ5・・警視庁安積班

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画像はテレビからです。。
 
 
ハンチョウ5・・警視庁安積班
 
著者 今野 敏・・・警察小説“安積班シリーズ”。
 
 
 
好きで毎回見ているテレビドラマです。安積班は シリーズ5を放映中です。
安積剛志班長の 悩みながらもあたたかい心が事件を解決し、
更に憎むべき犯人にも「心がある」と悩む姿がすてきなんです・・
 
 
いたずら電話の捜査を頼まれた安積。そのいたずら電話とは、
「お前の子供を誘拐した。議員も誘拐した。お前は自分の子供の命と、議員の命、どちらが大切だ?」・・というもの。
同じようないたずら電話と思われるものが、90件を超えていた。
 
そんな時、とある総合病院の院長が殺された。
調べて行くうちに過去、その院長の命令で 殺された議員の命が救われた。
しかし、同時刻、幼い少年の命もまた、一人の医師の手ゆだねられていた。
院長は「議員の命優先」を執刀医に告げる・・・
 
12歳の少年は執刀医が抜けたために命を落とすことに・・・
 
無名の少年の命と、議員の命、どちらが優先されねばならないのか・・・
今回もまた、重い内容でした。
もう大きくはなったけれど、自分の子供を持つ親として、考えさせられました。
「命の重さ」・・・
やりきれない少年の親たち・・・
最後、安積班長が差し出した、少年の肉声場面で、涙が出ました。
 
「もし、あなたの奥さんと、お子さんが、同時に池でおぼれていたら、
あなたはどちらを先に助けますか?」
 
 
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