徒然草

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不思議な同居人との出会いが
家族を変えていく…
 
 
 
水谷 豊 安田成美 
監督 和泉聖治
 
 
 
 
 
 
父、晃一の転勤で東京から岩手県盛岡市の郊外の古民家に引っ越しをしてきた家族。
東京では晃一は会社の上司に疎まれての転勤だった。
また 妻は、いつも能天気な夫に不満がある。
娘は中学校での友人関係に悩み、息子はいろいろやりたいのに、過保護に育っている。
そして、晃一の母は、最近認知症の様子が垣間見れる・・・
一つの部屋に住んでいる家族なのに、心はてんでんばらばら・・・
 
そんな5人が晃一の探した築100年以上というこの古民家に引っ越してきた。
戸惑いもいっぱいあるけれど、ひとまずそれぞれの生活になじんできた頃・・・
息子の智也は 着物を着た小さな男の子を見かける。
娘の梓美も鏡に映る少年を見、妻の史子は 物が消えるなどの現象にびっくりする。
母親も家の中の物音などに目を向ける・・・
ただ、父親の晃一だけがそういった事に会わずにいたけれど、
「これは・・・座敷わらしかも」と、みんなに言う。
 
てんでんばらばらだった晃一の家族は この一人の幼い座敷わらしの出現によって
家族の関係に微妙に変化が・・・・・・
 
 


東京の生活でみんなが心に余裕をなくし そして家族で向き合う・・ということも無く暮らしてきた。「こんな所に住むの!!?」 「東京に帰りたい!」
最初はそれぞれが不満を口にしていたけれど、晃一は生活上 辞めるわけにもいかず、
 その晃一自身も心に傷があった。
そして、すこーし、その生活に慣れようとした頃、「座敷わらし」の存在を知って、
徐々にみんなの心に余裕や 笑顔が戻ってきます。
 
「大切にしよう、座敷わらしは 昔むかし 捨てられてしまった子供なんだから」
 
晃一は母の認知症が進んでいくのを感じて、泣きます・・・
老いは知らぬ間にやって来るのです・・・・
 
とても優しい映画でした。
盛岡の田舎の風景も、古民家も、つい最近まであったような景色です、とても懐かしいです。
よく、古い家には座敷わらしが住む・・と、言います。
大切にすれば、その家は栄える・・とも言います。
家族5人は、その座敷わらしを、家族と思い大切にしていきます・・・・
 
とてもいい映画でした。
母を思い、晃一が泣くシーンでは・・・
実のお母さんの事を思い、私も泣けました。
母は私の事は忘れています・・・
 
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