ひっそりと・・・道から外れた中ほどに、赤いお堂が佇んでいます。
静かな・・小鳥の声しか聞こえないような、そんな小さな空間です。
本堂の建築年代は不明であるが建築様式は,水戸市吉田町の薬王院と類似している所が多い。昭和十二年に円柱等の修理,昭和二十三年茅葺き屋根をセメント瓦にふき替えしているので風格的に往事の貫禄からは薄らいでいるといわれている。
桁行三間,梁間三間の方形造り,円柱十二本,内陣も円柱,組物をのせ正面に菊花紋,内部全体の天井は格天井づくりである。
山中薬師は眼病に霊験があるということで眼病を患う人の参拝者も多い。
桁行三間,梁間三間の方形造り,円柱十二本,内陣も円柱,組物をのせ正面に菊花紋,内部全体の天井は格天井づくりである。
山中薬師は眼病に霊験があるということで眼病を患う人の参拝者も多い。
薬師堂の中には、二体の仁王像がにらみを利かせております。
仁王像は,もと小幡法円寺の末寺山中広諦寺の山門に安置されていたものである。
明治末期,火災のため広諦寺と山門は焼失,幸いにして仁王像は二躰とも搬出し難を免れた。阿形一八三センチ,吽形一九〇センチ,桧材寄木づくりで江戸末期の作と思われる。胸部,頭部共に扁平型で仁王像に見られる力強さ迫力等に欠けるところもあるが,美野里町唯一の仁王像として貴重である。
明治末期,火災のため広諦寺と山門は焼失,幸いにして仁王像は二躰とも搬出し難を免れた。阿形一八三センチ,吽形一九〇センチ,桧材寄木づくりで江戸末期の作と思われる。胸部,頭部共に扁平型で仁王像に見られる力強さ迫力等に欠けるところもあるが,美野里町唯一の仁王像として貴重である。
訪れた時にはかわいい桜の花が咲いていました。
小さな薬師堂の周りにも、たくさんの桜の木があり、盛りの時にはさぞきれいな事でしょう。
威厳を持った二人の仁王像、そしてひっそりとたたずむお社。
昔から地区の方々が懸命に守ってきたであろう・・・と伺えます。
青い空に赤いお堂が、静かな時を刻んでいました・・・