徒然草

つれづれにさまざま書いています。

英国王のスピーチ」

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ヘレナ・ボナム=カーター
 
 
 
 
 
ジョージ6世は、幼い時から吃音というコンプレックスがあった。
ジョージ5世の二男という立場ながらも
人前に出て話す事を嫌い、それゆえに
内気な性格となり、自分にも自信が持てなかった。
 
父はそんな息子を許さなかった、数々の式典で彼にスピーチをさせた。
その都度、より彼の自信は失われていった・・
 
彼の妻のエリザベスは非常に心配して、何人もの言語聴覚士を訪ねるが、一向に治らない。
そんな絶望の中、・ライオネル(ジェフリー・ラッシュ)のもとへ夫を連れていく。
ライオネルはスピーチ矯正の専門家だった。
 
彼とライオネルの二人三脚が始まった。
しかし、なかなか吃音は治らず、かんしゃくを起こすジョージ。
そんな中、父、ジョージ5世が他界。
更に、後を継いだ兄のジョージ6世が、恋人との生活を大切にしたい・・と、王座を捨ててしまった。
そして、望んでいなかった王位を、図らずも受け継いでしまった彼は悲観してはいられなかった。
スピーチでの失敗などジョージをさらに追い詰める・・
 
そんな中、ヒットラー率いる、ナチスドイツとの開戦直前、不安に駆られた国民は
国王のスピーチを待ち望んでいた。
ジョージは果たして、国民の心を一つにするスピーチを失敗なくする事ができるのだろうか・・・
 


 
イギリス女王 エリザベス2世の父であり、幼いころから吃音に悩み
人前に出ることを極端に嫌ったジョージの 図らずも王位を継ぐ・・という難問を前に 
彼が立派な国王として成し遂げた開戦スピーチ。
感動作でした。
消して華やかな映画ではありません。
しかし、ジョージの苦悩がよく表されています。
更に、妻のエリザベスの献身的な愛も、すてきでしたし、
彼を、優しく、時には厳しく、一人の王としてではなく、人間として接した
ライオネル(ジェフリー・ラッシュ)が非常に良かったです。
 
ナチスドイツとの開戦…という暗い時代を歩んだ一人の国王。
国民に愛され、信頼された彼を支えた人々。
とてもいい映画でした。
 
 
大震災前に見ていた映画です。
イオン水戸内原のTOHOシネマズも被害にあい、いまだ閉鎖中。
唯一楽しみだった映画館です、いつ開館になるか分かりません。
 
 
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