「大奥」
将軍は女、仕えるは美しき男たち３０００人・・・・
時は江戸時代、男ばかりを襲う、謎の疫病により、男の数が４分の１に減ってしまった。
世の中は男女逆転し、いままで男の仕事だったものはすべてが女の仕事となり、
女の仕事が男になって・・・すべてが逆転した世の中。
それは江戸城の大奥も同じこと。
３０００人ともいわれる大奥のすべてが美男の若い男の社会。
愛憎渦巻き、格差のある社会だった。
落ちぶれたとはいえ旗本の長男に生まれた水野祐之進は武芸達者な１９歳の若者。
しかし、世の女たちは男と交わって、子供を産むことが生きがいとなっていた。
祐之進も乞われるままに夜を共にしていた。
彼には大店の娘・お信がいた、しかし、大店ゆえ恋心は心の奥底にしまっていた。
貧乏な家を助けるために、ある日彼は大奥に上がることを決意する。
上がった先の大奥は 「格差社会」。いじめにも合うが彼の天性の武士道が
彼を助ける人ともめぐり合う。
そして祐之進は「水野」と呼ばれ、やがて大奥総取締を務める「藤波」に見初められる。
８代将軍「徳川吉宗」に「名前を呼ばれれば、吉宗の寝所へ・・」と、優しく諭されるのだった。
しかし・・・
それが彼を陥れる「罠」だったのだ・・・
水野祐之進に 二宮和也
将軍吉宗には 柴咲コウ
そして、祐之進を陥れる藤波には 佐々木蔵之介
「大奥」 公式ＨＰ
大変面白かったです。いわば、娯楽映画といえるでしょう。
「よしなが ふみ」氏のコミックが元。
絢爛豪華な大奥、それがみな美男の男たちだったら・・・
設定に度肝を抜かれますが、面白かったです。
「この財政難ないま、大奥の男たちの、なんときらびやかなことだ・・
これからこの国をどう、動かすか・・・」
華美を嫌った将軍吉宗のキリリ！とした顔がすてきです。
映画の終盤、吉宗の采配が光ります・・・・
私的には 大奥に上がった祐之進を最初からかばい、最後まで彼について世話をる
杉下（阿部サダヲ）が、とてもすてきだと思いました。
