徒然草

つれづれにさまざま書いています。

「馬頭観世音」ひっそりと・・

いつも通る道の畑の中に 一基の石碑が建っています。
何気なく通ってしまう道なのですが、気になっていました。
よくよく見れば・・(人さまの畑の中ですので)
「馬頭観世音」と彫られています。
そうだったんだあ・・と、感慨ひとしお。

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馬頭観音・・
よく人間の身体なのに 頭が馬で・・という仏さま見かけますが、
これが石碑になっています。

馬頭観世音は六観音の一つ。馬頭尊又は馬主明王とも言われます。

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    大きな石碑には「嘉永・・・」と彫られています。
     嘉永年間・・といいますと、徳川幕府の最後の頃、
      あの「篤姫」がいた時代でしょうか・・

一般には馬の無病息災の神として信仰されたそうです。
馬は昔は交通の重要な手段でした。また、農民にとっては農耕馬としてとても大切でした。
ですから、馬に対しての安全を祈るために 主要な道路にはお祭りする風習があったそうです。

その後、諸悪魔を成就し煩悩を断つ功徳があると信じられてきた・・という事です。

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この石碑がある場所は 二又になっている道路があり、重要な場所だったのかもしれません。
町の史跡などには指定されていませんが、残しておきたい石碑だと思いますね。



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